こんにちは、Dancing Shigekoです!
青羽と佐倉の次は、桃野と春尾か!?
今回は国内ドラマ『silent』第8話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#8 一緒にいたくているだけなのに
佐倉は青羽に、自分といて疲れないか、と質問を投げかけてくる。そんな事ない、と伝えるがどうも伝わっている感じがなく、青羽はすっきりしない感じでいた。
戸川は光と横井と3人で紬を幸せにし隊の飲み会をしていた。
桃野は春尾と会って、話をしていた。春尾は彼女と再会し、大学での出来事を思い出していた。
青羽は久しぶりに実家に帰る。母親に佐倉のことを話しても、温かく受け止められる。その思いを抱いたまま、佐倉を誘ってご飯を食べていた。実家に帰った話を聞いた佐倉も、久しぶりに実家に帰るのだった。
[感想]
青羽がすっきりしない気持ちと戦い、桃野が春尾と再会する一話。
<伝わらないもの>
・青羽がどんなに気にしないでと言っても
青羽と佐倉がいい感じでハグをしあっている。ところが、その後、佐倉は自分と一緒にいて疲れない?と気を遣う。手話も疲れるでしょ?と言った感じで質問を投げかけてくる。青羽はそんな事ないよ、と伝えるけれど、どうもその思いがはっきりと伝わっていないのを感じてしまう。
好きで手話を覚えているだけなのに、そんなことを言われてしまうと、複雑だろうと思う。
・春尾は好きで手話を覚えただけ
そんな感じの展開が春尾と桃野の間でもある。
桃野が大学生だった頃、講義をパソコンに打ち込むボランティアをしていた春尾。桃野が隣に座った時があった。彼女の笑顔がとても印象的で、顔を見て話せるようになりたい。そう思っていただけ。純粋にそう思って手話を教えてもらい、もっとろう者と話せる人を増やしたい、という純粋な気持ちだけで手話サークルを立ち上げようとした。
しかし、そのことを見せ物にされた気持ち、と桃野は言う。特に印象的だったのは、「どう感じるのは私が決めること」と言い切る部分。ろう者が日頃の生活で聴者に対して、感じていた部分をぶつけられてしまう。
いかに、ろう者が普段、肩身が狭いを思いをしているのか。いろんなことに気を遣っているのかが伝わってくる。
耳が聞こえない、それだけの理由で周りから一歩引かれる。そんな感じのこともあるというのだから、世の中、まだまだ差別があるのだと感じてしまう。
自分はどうするだろうか。
<母はいつも待っている>
・青羽の母
青羽が光に言われて、実家に行く。母親と一緒に父親の命日の栗ご飯を用意する。その中で父親の思い出話をする母。毎日見舞いに行っていたら、もうこなくていいと言われた事があったと。迷惑をかけたくない、大変だからと気を遣われたという。その話を、青羽は佐倉との関係と重ねて聞いている。ただそばにいたいだけなのにね、伝わらないものだと、しみじみと話している。
その後、青羽は佐倉のことを母に話そうと、洗濯物を畳むのを手伝いに行く。すると、すかさず母は、何か謝りたいことがあるの?と質問を投げる。あなたの表情から分かるという。
こう言ったちょっとしたことが、母親の存在感だと感じさせる。
親にとって、子供は幾つになっても子供なんだと感じさせる。こういう親でありたい、と思ってしまった。
・佐倉の母
一方、佐倉はなかなか実家に帰らない。その理由は心配されたくないからと言う。母はきっと自分の責任で耳が聞こえなくなったと思っている部分もあるのだと思う。それだけに心配になってしまうのだと言うのが伝わってくる。
心配しすぎるあまり、バランスが崩れていっているのだと感じる。その母に会いに、佐倉が戻っていく。一体、どんな感じになってしまうのか。
母親は息子が可愛いがために心配している。それを嫌がっている佐倉。この二人が分かり合えるのだろうか。
一方的に親の思いを子供にぶつけてはいけない。いつまでも子供は自分の子ではあるけれど、子供であるわけではない。その辺りの見極めが大切だと感じる。
<ドラマで見かけるよくある場面>
・みんな暗い部屋の中で
佐倉が部屋に帰る。そしてパソコンを立ち上げる。その部屋はパソコンの明るさだけ。
桃野が春尾に会った後、家に帰る。そして机に向かって手紙を書き始める。その部屋の明かりは机の蛍光灯のみ。
こういう感じでドラマ(あるいはアニメ)の中では部屋全体を照らさない場面がちょこちょこ登場する。最近見たものでは、アニメ『デスノート』での夜神月もそうだった。
普段、部屋を明るくして過ごす自分にしてみたら、その光景がいつも不思議。部分的に明るいだけって目が悪くならないのだろうか。(映画館に通い詰める自分がそう思うのも変な話だけれど)
どうしても気になってしまう。一体、どういう意図なのだろうか。節電?防犯?気になる。
青羽と佐倉、桃野と春尾の関係はこの後、どうなっていくのか気になる一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Comments