こんにちは、Dancing Shigekoです!
青羽はどうする?
今回は国内ドラマ『silent』第2話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#2 好きになれてよかった…そう思いたい
青羽と佐倉は放課後残ってたわいもない話をして過ごしていた。顧問の先生に冷やかされて慌てて帰っていく、そんな生活をしていた。
卒業式、また電話すると言って別れた青羽。佐倉は直後、耳に異変を感じる。その異変に気づいた母はすぐに佐倉を病院に連れていく。難聴だと言われる。完全に聞こえなくなる人もいればそうでない人もいると言われ、佐倉は青羽にそのことを伝えようと思う。
卒業後、青羽と公園で会った時にそのことを話そうとしたが、話せずに別れていた。
そして今、その青羽が目の前にいる。何が言っているのか、分からない彼女を前に佐倉はショックを受けていた。しかし青羽のヘッドホンを返し忘れていたことに気づいて、戸川に連絡先を聞いて、青羽に会う約束をしていた。
青羽は佐倉にあって、筆談で必死に会話試みていた。その後に戸川に会っていた時に佐倉と会ったことを伝える。戸川は手話教室を紹介すると、青羽は早速通い始めていた。そして再び佐倉と会って、手話で会話をするのだった。
[感想]
青羽が佐倉と再会して、一気に距離を縮めていく一話。
<言葉の力>
・高校の頃の他愛ない話
放課後、教室で青羽と佐倉が話をしている。紙を折っていく。それを42回折ったら月まで辿り着くという。そんな話を楽しそうにしている。
高校の頃の会話。何年前の出来事なのかは分からないけれど、そういった話を覚えている(ということになっているのか)というがすごい。自分の高校時代、他愛もない話、どれだけ覚えているかな。ほとんど記憶に残っていない。
こうやって過去の出来事を映像で見られるのはドラマなどの特権なのかもしれない。
・公園で会った時の会話
今度、そっちに戻るから会えない?とメッセージを送る佐倉。そして青羽と公園で会う。青羽の家の近くの公園で、ブランコに乗って待っている佐倉。遅れてやってきた青羽。
卒業後、何度目なのか、は分からないけれど、元気そうだねと言った感じで言葉を交わしている。青羽はゆっくり会えると思っている。しかし佐倉はすぐに戻らないといけないと言って、短めに済ませようとする。何かを言いたいという表情をしている佐倉を見て、青羽が「いつでも電話して。24時間体制だから大丈夫」と言ったことをにこやかに伝えている。
一瞬、会社の管理職か!と突っ込みたくなる発言にも聞こえる。相手を安心させる言葉がポンポン出てくるのがすごいと感じてしまう。
こう言った会話と言うのはいいもの。青羽が全力で佐倉を支える姿勢を見せているのが、羨ましく感じてしまった。
・聞こえなくても会話
青羽は佐倉の耳が聞こえなくなったことを知ってからも、佐倉と話そうとする。ヘッドホンを返してもらう時にも、ヘッドホンを置いて、さっさと出ていこうとする佐倉を引き止めて会話。スマホで文字起こしアプリを使って会話を始める。
その次、会った時は手話で会話している。耳が聞こえないことを、障壁と感じさせない、青羽の姿勢に感服。青羽はまだ佐倉のことが好きで、会話することも好きなんだなとしみじみ。
<佐倉を関わる人たち>
・仲間に打ち明ける心境
戸川は佐倉が耳が聞こえないことをフットサルの仲間にも話している。
青羽も友達にそのことを話している。
二人とも、なぜ佐倉が卒業してから音信不通になっていたのか、その理由を考えなかったのだろうか。誰にも知らせたくない、と思っていたとは思わなかったのだろうか。彼らの行動にはやや軽率さを感じずにはいられなかった。
逆に、耳が聞こえなくても、佐倉は佐倉だと言う強い想いの表れと捉えた方がいいのか。
どうもその展開が気になってしまった。
・見守る母親
佐倉が妹に呼びかけられているのに返事をしない。その様子を見ていた母親が何かを感じ取る。そして、二人っきりになった時に、それとなく聞いてみる。耳、調子が悪いの?と、確信して質問をしている。母親ってすごいな、と感じる場面。毎日見ているから、その異変にもいち早く気づく。少しだけ反応しなかったように見えたその様子に違和感を覚えるのだから。
さらに病院に入院する時、送り出す母の表情。笑顔で「頑張ってね」と送り出す。佐倉が車を降りて病院へ向かっていくのを見届けるなり、涙が込み上げてくる。とてつもなく大きな悲しみを感じているのに、本人の前では決して、その表情を見せない。その強さが、見ていて辛い。
<東京のどこか>
・高台の公園
青羽と佐倉が会っていた公園。この公園が少し高台になっている。住宅街が見渡せる場所にある。こういう公園というのはベンチに座って、辺りを眺めているだけでも気持ちがゆっくりできそうな感じがあっていい。世田谷代田駅の近くの公園なのだろうか。
青羽と戸川の関係に陰りを感じる一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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