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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『GO HOME ~警視庁身元不明人相談室~』涙無くして鑑賞できず

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 身元不明で終わらせない。


 今回は国内ドラマ『GO HOME ~警視庁身元不明人相談室~』を紹介します!


[基本情報]

 脚本:八津弘幸、佐藤友治

 音楽:横山克

 主題歌:ヨルシカ「忘れてください」

 警察監修:古谷謙一、有山秀明

 科学捜査監修:矢山和宏

 キックボクシング監修:板倉直人

 医療監修:山本昌督

 演出:菅原伸太郎、大谷太郎、本多繁勝、山田信義

 似顔絵作成:桑山実

 アクションコーディネート:柴原孝典

 チーフプロデューサー:松本京子

 プロデューサー:荻野哲弘、鈴木将大、本多繁勝

 協力プロデューサー:毛塚俊太、難波利昭

 制作協力:AX-ON、アバンズゲート

 製作著作:日本テレビ


[登場人物]

三田桜:小芝風花

 警視庁身元不明人相談室の一員。本作品の主人公。

月本真:大島優子

 三田の同期で同僚。10歳年上。


[内容]

 亡くなった人の身元が分からない時、その身元を調査する身元不明人相談室。桜と真は率先して身元不明人の身元を調べるために、現場へと足を運んでいき、身元を割り出していく。亡くなった人の遺体を家族の元へ届けるため必死に捜査をするのだった。


[感想]

 身元不明人の帰る場所を調査する相談室を描く作品。

・死んだ人の思いは分かるのか

 死体が見つかり身元が分からないと相談室に連絡が入る。それで桜、真らが身元を突き止めるために調べていく。身元を突き止めるだけで止まっていたらいいのだろうけれど、このドラマでは、さらに身元がわかったら家族のもとへと連絡に行く。

 しかし家族が素直に死を受け止めてくれないことが多い。それで亡くなった人たちは、直前、どんな行動をとっていたのか、どんな考えていたのか、などを残された手がかりから調べていく。その内容を遺族に伝えて、遺体を引き取ってもらう、という展開の作品。

 この展開を見るたびに結局は生きている人の自己満足に過ぎないのではないか、と感じるのが正直なところ。


・個々に思いがあった

 とはいえ、その設定がダメかと言ったら、そういうわけではない。一つ一つのエピソードは心に訴えかけてくるものが多い。

 毎回、ドラマだとは思いつつも、死んだ人たちの思いがこうだったのではないか、と訴える桜、真の言葉を聞いていると涙腺が刺激された。夏ドラで毎回涙腺を刺激されたのはこのドラマだけではなかろうか。


・チーム感がある

 桜、真がメインで調査に突っ走っていくのだけれど、厳しくも甘さを見せる利根川室長をはじめ、似顔絵を描く武藤、外堀を調べ上げていく堀口、という相談室のメンバーが、実に上手に協力しあっている様子が見ていて清々しい。組織のメンバーがイキイキしていることがポイント。

 相談室の人たちだけではなく、捜査一課の手嶋、科捜研の芹沢など皆、協力的なのがいい感じの組織だと感じた。仲間に恵まれる、というのはこういうことなのだと感じた。


 身元を調べるだけではなく、どんなことを考えていたかまで想像するあたりはやり過ぎのようで、人間ドラマに溢れる作品だった。


[各話感想]

 第3話 実は私は?


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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