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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『若草物語 ー恋する姉妹と恋せぬ私ー』自分の軸を貫く!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 24年秋ドラ 日テレ10時枠を鑑賞しました!


 今回は国内ドラマ『若草物語 ー恋する姉妹と恋せぬ私ー』を紹介します!


[基本情報]

 原案:ルイザ・メイ・オルコット『若草物語』

 脚本:松島瑠璃子

 音楽:はらかなこ

 主題歌:いきものがかり「ドラマティックおいでよ」

 演出:猪股隆一、瀬野尾一

 プロデューサー:森有紗、松山雅則

 協力プロデューサー:河野英裕

 チーフプロデューサー:松本京子

 制作協力:トータルメディアコミュニケーション

 製作著作:日本テレビ


[登場人物]

町田涼:堀田真由

 四姉妹の次女。本作品の主人公。脚本家を目指している。

町田恵:仁村紗和

 四姉妹の長女。ハローワークで非正規職員として働く。

町田衿:長濱ねる

 四姉妹の三女。涼と仲良し。2年前から失踪している。

町田芽:畑芽育

 四姉妹の四女。デザインの勉強をしている。


[内容]

 町田涼は、妹の衿が帰ってくることを信じて脚本家の道を目指していた。恋愛至上主義の脚本の世界で、恋愛できないと宣言している涼は独自の路線で、脚本家として独り立ちを目指すのだった。


[感想]

 若草物語の四姉妹をイメージして描かれた?作品。

・純粋な作品として鑑賞

 連ドラ放送期間中、視聴率や批評がよく目についた。どちらかと言うと、期待を裏切られて残念と言った系列のものが多かった印象。

 それはおそらく若草物語そのものを知っている人たちの感想なのだと思う。自分みたいに、名前だけ知っている若草物語。内容の詳細を知らない自分には、純粋に一つのドラマとして見ることができたのは幸い。

 予備知識なしで見た感想は、

 ー仲のいい姉妹と言うのは、実に羨ましい

 ー脚本家という仕事は出来高制、仕事の仕方は不規則なのね

 ー非正規公務員という形態について考えさせられる

 ー女性だけで家計をやりくりするのは難しいことなのだ

 と言ったところ。恵と涼が正社員として働き続けていたなら、家計のやりくりがこのドラマほど苦しくはならないのだろうとも思った。

 盛り上がりと言った感じよりは、素直に脚本家の仕事に興味を抱くきっかけになったのが自分の中の大きなところ。


・マイノリティへのメッセージ?

 では、この作品は誰をターゲットにしていたのか。

 涼は母親の男癖の悪さに嫌気をさして絶対に結婚しないと決めている。結婚どころか、恋愛にも興味がない。恋愛の話を出されようものなら切れるほどに毛嫌いしている。

 その彼女が脚本家として、独り立ちを目指す。

 製作側からは、もっと恋愛が成就してハッピーエンドにしてよ、と何度となくリクエストを受ける。その度にグッと我慢して自分の脚本に辿り着くまでは、と思って頑張り続ける。

 ここで思い出されるのが、人気脚本家・黒崎の発言。

「マスはお前みたいなマイノリティの意見を見たいのではない。マスが期待しているのはベタな恋愛ドラマなんだよ」と言う第一話の発言。

 この作品は、この発言によって涼の考え方がマイノリティで、そのマイノリティがマジョリティに打ち勝っていくのを見せたかったのか。

 涼がドラマの中でスペシャルドラマの脚本を仕上げる。その結末は恋愛よりも友情をとると言った内容。そしてこの若草物語自体も、涼は律との関係に恋愛ではなく友情をとって終わっていくという展開。

 ベタな恋愛ものではないから、盛り上がりという点では少ない。恋愛を見たかったという人には物足りないところだったのではなかろうか。

 純粋に涼、という女性の日々の奮闘と成長を見たい人には、最後の成功までの道のりを見て、勇気づけられたのではなかろうか。

 では、自分は?

 やはり脚本家という仕事に興味を持った部分が一番大きいのではないかと思う。


・夢を持つ意義

 涼に限らず、芽もデザイナーとして成功したいという夢を持っている。ファンションスクールに通い、そこで一度は沼田との恋愛に転がりそうにもなるけれど、沼田が真琴を養うことを優先する姿を見て、芽自身も自分のことを考える。そして夢に向かって行こうと決断して、フランスに留学を決める。

 その結果、戻ってきてからはデザイナーとして仕事を手に入れて、夢を切り開いていく。

 涼も脚本家になる夢に確実に突き進んでいき、ブレない軸を持っていることの大切さを感じる。生活は苦しそうだけれど、目指す場所がはっきりしている人というのは強いと感じた。

 そして自分自身にこの部分が不足しているのだと感じた。ドラマなどを通じて、自分のこの先、本気で目指したいところを見つけるきっかけを得られたらと思った。この作品では刺激を受けるのがメインだった。


 涼の揺るがない生き様に、自分自身ももっと芯を持って行かねばと感じる作品だった。


[各話感想]


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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