こんにちは、Dancing Shigekoです!
鷲津と蛯沢の対決は?
今回は国内ドラマ『罠の戦争』第11話(最終話)を紹介します!
[内容]
#11(最終話) 権力の闇に射す光は…衝撃の結末へ
鷲津は蛯沢を解雇する。千葉県警から連絡が入るが、元秘書が逆恨みとして処理を進める。が、週刊誌で選挙違反疑惑の記事が出て、総理から連絡がある。選挙違反に関してはなんとかするから、鷹野が最近調子に乗っていると言って、弱みを握って欲しいと言う。
鷲津は蛍原に鷹野の弱みを探って欲しいと指示を出すが、蛍原は断る。退職願を出すように命じ、鷲津は孤立していく。さらに追い打ちをかけるように、可南子から離婚届まで突きつけられる。
それでも鷲津は鷹野を貶めるため謝罪会見の中継の最後に弱みを発表するという。それを聞いた総理は謝罪会見の中継を許可するのだった。
[感想](※ネタバレ注意)
鷲津がさらに権力を手に入れようと鷹野すらも落とそうとする最終話。
・落ちるところまで落ちる
鷲津は怪文書の犯人が分かり、犯人を解雇する。犯人の差金で警察が動き、さらに週刊誌に記事が出て、政界がゴタゴタし始めると、総理が動き出す。警察はなんとかしてあげるから、鷹野を鎮めるために弱みを握って欲しいと頼まれ、引き受ける。
鷹野の弱みを調べるために、秘書に接触して情報を探ってきて欲しいと蛍原にお願いするも、蛍原としては、それは間違っていると考えている。親友を裏切るようなことは、さすがに間違いだと指摘して、蛍原までも解雇。
さらに可南子の話を聞こうとしなかったために、離婚届まで突きつけられる。そこを引き止めることもできず、とことん地に落ちていく。権力に魅せられてしまったために全てがおかしくなるとは。このまま鷲津は終わるのか、と思ったらそうでもない。
・目が覚める瞬間
鷹野にストレートに潰しに行く宣言をする鷲津。まだまだコリもせず突き進んでいくのか、と思いきや、そこからが最後の罠。実は可南子との離婚話の際に、目が覚めたみたいで、自分は何も分かっていなかったのだな、と初心を思い出す。そして鷹野と作戦。
総理の秘書、猫田に話を聞かれているのを知っていた鷲津は鷹野の弱みを記者会見で暴露すると言って総理の許可を得る。その許可が得て、いざ記者会見。猫田の用意した原稿を読み上げ始めたけれど、途中で原稿を破り捨てて、鷲津劇場の開幕。
このドラマ初期の頃の、相手を罠に嵌めるパターンが見事に炸裂。そこからの展開は見事。
自分自身のキャリアが失われることも恐れず仕掛けていく。それでこそ、鷲津という感じ。
・竹は花を咲かせ枯れ、古い竹の後に新しい竹の芽が出る
ここ数話、鷲津の暴走が目に余る展開だったけれど、最後に見事に花を咲かせた感じ。さらに花を咲かせた人物がもう一人。可南子もあの頼りない表情の中に力強さを見せて、国政へと名乗りを挙げるという展開。
何かを行おうとすると法律の壁を感じるというのは、実に前向きな解釈。その問題を自分の手で解決しようとするのが興味深い。人任せではなく、自らの手で変えたい、変えられる範囲を増やしたい、結果、政治家になっていく、というのは実に興味深かった。
それだけ世の中の課題に真剣に取り組んだ結果なのだろうって思う。
それにしても権力を手に入れて、弱いもののために何かをしてあげ感謝されるというのは、気持ちいいものなのだろうか。その気持ちいいをもっと経験したくて、力を手に入れたいと思うようになるものなのだろうか。政治の世界というのはそういうものなのかな?
終わりよければすべてよし?と言う印象の最終話だった。
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それでは、また次回!
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