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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『罠の戦争』力を得るために?

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 政治の世界を垣間見たい人にはこれ!

 今回は国内ドラマ『罠の戦争』を紹介します!


[基本情報]

 脚本 後藤法子

 演出 三宅喜重

    宝来忠昭

 監修 大泉充彦

    露崎史朗(植物)

    川嶋寛(医療)

 ナレーター 柳沢三千代

 音楽 菅野祐悟

 エンディング 香取慎吾xSEVENTEEN『BETTING』

 プロデューサー 河西秀幸

         三宅喜重

 制作プロデューサー 西村武純

 制作 関西テレビ放送


[登場人物]

鷲津亨:草彅剛

 犬飼大臣の秘書だったが代議員になる。

鷲津可南子:井川遥

 亨の妻。

蛯沢眞人:杉野遥亮

 犬飼議員秘書見習い。

蛍原梨恵:小野花梨

 犬飼議員の私設秘書。

鴨井ゆう子:片平なぎさ

 厚生労働大臣。女性初の総理大臣を目指している。

鷹野聡史:小澤征悦

 鶴巻派の議員。民政党副幹事長で、鷲津とは旧知の仲。

熊谷由貴:宮澤エマ

 出版社の記者。政治スキャンダルをいつも狙っている。


[内容]

 鷲津享は息子の転落事故が、実は事故ではなく事件だと知り、真実を探ろうとしていた。しかし、自分が担当する代議士 犬飼大臣によって事実の隠蔽が行われてたことに気づくと誰の指示で隠蔽をしたのかを探るために罠を仕掛けていくのだった。

[感想]

 政治の世界を描く作品。

・議員の仕事、秘書の仕事

 犬飼議員の秘書として働く鷲津享。秘書の仕事がどんなものなのか、と言うのが伝わってくる。秘書と言うと、スケジュールなどの予定管理と言うイメージがあったけれど、結構、実務もこなしているのを知る。議員の代わりに陳情を聞いてみたり、地元の団体の集まりに参加してみたり、実際にはなんでもしていると言う印象。その様子を見ていると、実際には秘書が仕事をしているのではないか、と感じてしまう。

 一方、議員が何をしているのか、あまりイメージがなかったけれど、地元の集まりや、地域のイベントへの顔出し、陳情を聞くなど。議員の名前を出したら、それで融資が通るなどは、不思議な世界。どうなっているのだろう?

・目指したかったところは?

 そんな世界で、息子の転落が事件だったと分かって真相を探ることを始める。その度に権力の壁に遭遇。警察が捜査をやめたり、防犯カメラが閲覧できなくなっていたり、何かするごとに邪魔が入る。

 純粋に事故だったなら、謝罪してもらいたい、それだけだったはずだろうに、その事実を隠されるものだから、怒りが助長されていく、そんな感じになる。

 やがて息子の一件で、世の中には助けを求めている弱者がたくさんいることに気づいて、彼らを守るために力を入れたい、と考えるようになる。そこまでは良かったのだけれど。陳情も丁寧に一つ一つ目を通して、頼もしいと感じる前半。


・誰のための政治家

 ところが、途中から何かをするためには力が必要。力を得るためには邪魔者を排除する必要がある。排除するためには弱みをつかむ必要があるといった、お互いの足の引っ張り合いの様相が強くなっていく。

 弱みを盾に失脚を目指す。その様子を見ていると、議員というのは一体、どこを向いて仕事をしているのか、と感じてしまう。

 もちろんここで描かれているのはフィクションであり、実際とは違うのだろうと思う。実際には地元のために頑張っている議員も多いのだと信じたい。

 そして自分の周りでも困りごとを議員に相談したら少しは変わるのかな?あまり議員にお願いをするというイメージはなかったけれど、陳情というものがあるのを知ったのは良かったかもしれない。

 政治の世界を垣間見る作品だった。

[各話感想]

 第3話 鷲津vs犬飼

 第9話 鷲津にかげり

 第11話(最終話) 鷲津が戻ってきた?!


 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!


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