こんにちは、Dancing Shigekoです!
秋のドラマシーズンが始まってしまう前に『秘密』は見終わらせたい。
今回は国内ドラマ『秘密』 第5話を紹介します!
前作の感想はこちら→第4話
続き見たい度:良 (ランクの定義はこちら)
[内容]
正月、平介と藻奈美は静かな新年を迎えていた。藻奈美は勉強に励み、平介は3人で過ごした正月を思い出していた。
新学期になり、藻奈美は進路相談を受ける。その内容を橋本先生は伝えに、平介を訪れて家まできていた。藻奈美が医学部を受けると聞かされる。橋本先生が帰った後に、平介はどういうことなのか、藻奈美に問い詰める。自立した女性にしてあげたい、と理由を聞かされて平介は直子が後悔していたのか疑念が浮かぶ。
藻奈美は由梨絵から妊娠したかもしれないと聞かされる。検査をするように勧めて、準備をしていたところ、橋本先生に見られてしまい、事情を説明することとなっていた。
平介は職場の方で部門が異動となっていた。家庭との時間を確保できるようにという配慮された形だったが、平介はそうは感じていなかった。部下からも引き継ぎが終わったから大丈夫と言われ、職場での居所がなくなって行っていた。ふと梶川征子のことが気になり、帰りに訪問するのだった。
平介は帰りが遅くなり嘘の理由を藻奈美に伝える。そのことが引っ掛かり、藻奈美は平介に事情を聞こうとする。その時、梶川の通帳があることに気づき、事実を問いただす。平介は直子がいるのに平気で藻奈美として生活していることが受け入れられないと思いを叫ぶ。お互いの意見がぶつかっている中、梶川征子から電話がある。藻奈美が出ると、相手から梶川征子が亡くなったと聞かされる。
[感想]
藻奈美が平介をお父さんと呼ぶことで、見えない溝が広がっていく1話。
・平介と藻奈美はこの先、良好な関係を回復していけるのか
藻奈美が平介をお父さんと呼ぶ。平介は藻奈美のことを直子と呼ぶ。この二人の間にある溝が広がっていくのを感じる。その溝が後半で爆発。平介が「お父さんって呼ぶなよ」とキレる。どうして平気で割り切れるんだ、と詰ったところ藻奈美(直子)は「平気なわけないでしょ?毎日どんな思いで学校に行っていると思うの?」と返される。どう見ても、状況的には藻奈美の方が正論に聞こえてしまう。割り切ったのではなく、家でも藻奈美であることを演じないとやっていけないという思いが切実に伝わってくる。その思いを平介が感じ取れないでいる。
そんなお互いのことを考える余裕がなくなってきている感じが辛いだろうって思う。原作とは異なる衝突を見せながらの展開。果たして、この先、どこまで溝が開いてしまうのか。ますます目が離せない。
・橋本先生の狙いはどこにあるのか
藻奈美の進路のことを伝えに平介を訪問してくる橋本先生。
さて、冷静に考えてわざわざ訪問してくるだろうか。このあたりもまた藻奈美(直子)の感覚の方が鋭いように感じてしまう。平介を誘惑しようとしているのではないかと、感じてしまう。
自分の妻は、見た目は変われど生きている。そこに若い女性の先生が近づいてくる。世間的には寡夫である平介。考えただけで混乱。仮に橋本先生が平介に気があったら、デートをしても世間的には許される。むしろ推奨されるのかもしれない。しかし、実際には妻がいる。やはりこれは混乱なのだろうと思う。果たして、橋本先生がどう考えているのか。藻奈美はその時、どうするのか。原作では、「私に気を遣わなくていい」っていう発言があったように思うけれど、ドラマ版はどちらかというと不快感を見せているだけに、どうなるのか。こちらも目が離せない。
・平介の1階の広さが魅力的
そして橋本先生が平介の部屋に上がったときに、「素敵なお家」と言っていたのが印象的。改めて、カウンターキッチン、その前に広めのダイニング。リビングへとつながり、庭。庭には緑がたくさん。リビングと繋がっている和室へは2面がひらけていて、引き戸を閉められるようになっている。おしゃれな造りだと感じる。和室とリビングの境界の部分が特に今回は印象に残った。藻奈美が自分の部屋で寝るようになり、平介が1階で一人で寝る。さらにその和室で夜中にやましいことをしているという構図。プライベートエリアっぽくて、藻奈美も普通に入ってこられる自由度の高さが居心地を悪くしそうとも感じた。
次の話では、もう少しテレビなどのレイアウトに注目してみようとも思う構造だった。
平介と藻奈美の関係に暗雲が立ち込め始めているのを感じる1話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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