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国内ドラマ『星降る夜に』第9話(最終話) それぞれの道に進む!

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 どんな結末が待っているのか。

 今回は国内ドラマ『星降る夜に』第9話(最終話)を紹介します!


 前回感想→こちら


[内容]

#9(最終話) 雪宮鈴、愛しているー10歳差ピュアラブ、ついに完結

 伴と柊、佐々木、春の四人は銭湯に入って肩を並べていた。そして伴は娘を連れて去っていく。

 佐々木はついに家の遺品整理することを決め、北斗に依頼する。週末の土曜日に雪宮も立ち会って、遺品が整理されていく。すっかり片付いた家で柊から、一つだけ遺品を渡される。それは佐々木の妻・彩子が用意していた結婚記念のギフトで家族三人分のお揃いの靴と手紙だった。

 佐々木はもっと医者として成長するためにマロニエを去っていき、1年が経過するのだった。


[感想]

 雪宮、柊、佐々木のその後が描かれる一話。

<思い出の詰まる場所>

・ベビーベッドを購入して

 佐々木は彩子の妊娠が分かって、早々にベビーベッド(?)を購入している。そして早速組み立てている。そこに彩子が帰ってきて、気が早いと突っ込まれる。見ていたら買いたくなってしまったという会話がされる。次は相談してよね、と言う彩子。私にも赤ちゃんの産まれてくる準備を楽しませてよ、と言う思いが滲み出ている。

 そのような出来事を遺品整理の最中に思い出している佐々木。一つ一つのものには、その家庭での記憶が残っているわけで、それらを処分すると言うのは辛い決断に思える。処分=記憶からも消えてしまいそうで、自分ももし同じような境遇にあっていたなら、長い年月、捨てることができなかったのではないかと思う。

 この時の佐々木の表情、込み上げてくるものを堪えている表情は見ていてこちらまで辛さが込み上げてくるようだった。


・星を眺めた夜

 北斗が望遠鏡の片付けを進めている。星空をバルコニーで眺める佐々木と彩子のことを思い出す。そこに北斗もいて、二人がどこにいるのかを探している。三人でよく星を眺めた、と言うのを思い出しながら、北斗もまた涙を堪えながら、片付けをしている。友人の遺品を片付ける。そう言う場面にはできることなら当分の間、縁がない生活でいたい。

・結婚記念日に備えて

 遺品の片付けが終わり、柊が遺品箱を佐々木に渡す。その中にはラッピングされた三足のスニーカーが入っている。さらに手紙が添えてある。結婚記念のお祝いにお揃いの靴を買ったと書かれている。みんなで一緒に履いて出かけようという楽しみを込めた手紙。

 その手紙を書いている姿が映し出される。テーブルにラッピングされた靴を置いて、手紙を書いている後ろ姿。これから起きることなど誰にも分からなかった時の後ろ姿。赤ちゃんが産まれてくる期待と楽しみに満ちた感じが漂う後ろ姿。

 人生とは何が起きるか分からない、とつくづく思う。今できることは今、やっておいて、何かを伝えたいことはきちんと形に残しておくことが大切なのだろうと思わされる。


<一年後に>

・スーパーに落ち着く

 佐々木家の遺品整理から一年。雪宮と柊は一緒にスーパーに行っている。そこで偶然にも伴と再会する。伴はスーパーで働いていて、商品の陳列をしていた。二人を見て、半額のシールを貼ってあげる。その表情には、これまで思い詰めていたものに対して気持ちの整理がついて、新たな人生を過ごそうという気持ちが滲み出ている。こうして落ち着いた気持ちで仕事をできるようになったことは、伴にとっても、雪宮にとってもいいことなのだと思う。

 もうこの二人が衝突することはないのだろう。どちらかというと、この先はご近所さんとして伴の娘とも会う関係になりそうな予感がする流れだった。


・津軽弁の妊婦と向き合って

 そして佐々木は青森の産婦人科医で働いている。相変わらずフロアマットに足を引っ掛けて転倒するドジな感じで、それでも次々とやってくる津軽弁の妊婦さんたちに優しく対応している。すっかり溶け込んでいる感じになっている。

 佐々木がマロニエ産婦人科を辞めると言って、柊と二人で飲む場面がある。北と南ならどっちがいいでしょうかね、と佐々木が柊に投げかけると、遊びに行く楽しみを考えると南の方がいいと答える。それで南を優先的に調べてみようと思います、と言って一年。沖縄や九州ではなく、青森にたどり着いている。この辺りも佐々木らしいと言う感じだった。

 聞き取り問題ないのだろうか。


<水に関わり深い場所>

・典型的な銭湯

 話は遡り、一番最初。伴が号泣し、やがて落ち着く。わだかまりが消えつつあるいい感じの時に、佐々木が伴の真正面でくしゃみを連発する。それでなのか、なぜか次の瞬間には伴、佐々木、春、柊と銭湯に並んでいる。その壁には富士山の絵。

 銭湯には久しく行っていないだけに、どんなのが標準的なのかはっきりしないけれど、銭湯と言うと、富士山の絵が描かれているイメージは強い。なぜだろう。

 そして銭湯に行こうとなったのはなぜなのだろう。

・海の見える家

 一年が経ち、雪宮と柊の家探しは終わり、二人は海岸沿いに住んでいる。明るい感じの家で、柊が来客に気づけるように、室内にはライトなどの設備もある家。そこで二人は朝ごはんを仲良く食べて、出かけていく。

 そこから出て行って見える海の青いこと。すごくきれいな波打ち際で、本州にもこんなにきれいな海岸のところがあるのだと知る。きれいな海というのは気持ち良い。ぼーっと眺めているだけでも楽しめる。いい環境を見つけたのだなと思った。


 それぞれが自分達の今を充実させているのを感じる最終話だった。

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



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