Dancing Shigeko
国内ドラマ『星降る夜に』第8話 少しずついい方向になっていく
こんにちは、Dancing Shigekoです!
この先どうなる?
今回は国内ドラマ『星降る夜に』第8話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#8 僕のそばには君がいて、君のそばには誰がいますかー?
雪宮は佐々木先生が元気のないことを気にしていた。伴が暴れることに対して、何かできないのかとも考えていた。
伴は雪宮と北斗の前に、佐々木の前に現れて、次々と罵倒していくが、北斗の返り討ちに遭い、佐々木もまた妻と子供を失ったことを知り、さらには医者になったのは復讐のためだと聞かされて、迷いが生じていた。
その佐々木は買い物をしていたら、ろう者の高齢女性が倒れるのを目撃し、急いで手当をする。その女性は柊の祖母。すぐに連絡をとって、病院に来させるのだった。
[感想]
柊の祖母が倒れる一話。
<平穏を取り戻しつつある時に>
・柊の祖母倒れる
伴が医院で荒れ狂って入ってきた日以来どこか静かになった感じの展開。雪宮、柊、佐々木の三人で花火をして、木の上のコテージでゆっくりしたあたりから、皆、静かな様子。柊の家では、祖母がホムパをすると言って盛り上がっている。実に静かに過ごしていきそうな気配。
ところが、その祖母がスーパーで買い物中に倒れてしまう。偶然、同じスーパーで買い物をしていた佐々木が彼女を見かけて、すぐに心臓マッサージの応急処置をとる。無事一命を取り留める。柊が駆けつけてきて、安堵している。両親が亡くなった時のことを思い出している。
伴の猛威が続くのか、と思っていたら、柊の祖母が倒れるという展開。意外性に富んでいる。
このちょっと前の遺品整理では、春が畳の下から埋蔵金を発見するエピソードも描かれていて、平穏な生活に戻りつつある感じも見せつつ、ハプニングがあるのだから、忙しい。
・鍵を握る少女
柊の祖母が倒れる少し前、柊が春たちと遺品整理をしていると、外にこの前、見かけた少女がいた。気になって話しかけにいくと、「お父さんに捨てられた。でも夜になったら迎えにきてくれる」と言っている。意味が分からないまま、そのままにしておくことも出来ず、少女の父が現れるのを待つことになる。
しかし夜になっても現れない。柊は病院に行ってしまう。残った春は、もう遅いから病院に連れて行こうと思うと、電話で柊に伝える。ところが、その子が伴の子供だと言うことで伴を探し始める。
そして伴のところを少女を連れていくと言う流れ。彼女の呼びかけが伴を止めるという流れ。不思議なつながりを見せる展開。
<伴に惑わされない人々>
・返り討ちにする北斗
雪宮が手話教室から出てきたところで伴が待ち構えている。北斗に対して、人殺しと仲良くできるなんてすごいですね、と話しかけてくる。そんな伴の発言に対して北斗は佐々木のことを思い浮かべて逆ギレ。何を甘えたことを言っているのか、と今にも噛みつきそうな勢いで伴に反論していく。さすがにその剣幕に怯んだのか、追ってくるのを止める伴。
北斗の反撃にどう感じたか。
・闇をのぞかせる佐々木
伴はマロニエ産婦人科の前でも待ち構えている。佐々木が戻ってくると、雪宮は二股かけている、医者で不倫ですか、いい身分ですね。と勝手な想像を言い続ける。それに対して、佐々木は、自分の妻は死んだと言う。子供と一緒に死んだと。さらに医者には妻が死んでからなったと言う話をして、伴は混乱。それでも必死に言いがかりをつけようとするものの、明らかにトーンダウン。とどめは佐々木が医者になった理由は「復讐のため」と言われ、何かが崩れた感じになる。
佐々木との会話は相当伴の心にダメージを与えたような気がする。逆に佐々木の落ち込み度合いが気になってしまう発言だった。
・寄り添う柊
とうとうやり場のない気持ちになってしまった伴は、雪宮、佐々木に謝って去っていく。ふらりふらりと埠頭の方を目指す。海に身を投げるつもりでいるのが伝わってくる。雪宮と佐々木は止めようとするけれど、伴の意志は固く、二人を払い退けて海の方を目指していく。しかし、娘から声をかけられて、迷いが生じる。そして泣き崩れてしまう。柊は、伴をしっかりと抱きしめにいく。伴はずっと泣き続ける。そんな場面が描かれる。
思い詰めていたもの、やり場のない思い、誰かを恨んでいないと生きていけない、そんな心境が描かれていて、切ない気持ちになる展開だった。
<海平南病院>
・柊祖母が搬送された先
佐々木が柊に連絡を入れる。あなたの関係者と思われる高齢者を病院に搬送したから連絡したという。その病院が「海平南病院」。一体どこなのだろう?その病院名が出てきて、いざ、遺産整理のトラックのナンバープレートを見ると、そこにも「海平」と書かれている。これまで全く気づいていなかった。何気ない工夫が凝らされている事実に驚きの発見だった。
伴を中心に物語が動いているような、佐々木が中心にも感じるような不思議な一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!