こんにちは、Dancing Shigkeoです!
ついに完結!
今回は国内ドラマ『日本沈没ー希望の人ー』第9話を紹介します!
前回感想 → こちら
[内容]
東山と世良がいたホテルで爆破事件が起きる。移民計画をこれから詰めて行こうというときにリーダー不在になる。代行する里城副総理は生島会長を移民特命大使に任命し、官民一体となっての移民計画を推進していく。
未来推進委員会では昼夜方法を検討しては、実行に移す日々を送っていた。移民先の抽選が行われ、少しずつ軌道に乗ったように見えていたが、ルビー感染症で死亡者が出て、事態は一転。日本からの移民受け入れを各国が中止し始める。
天海、常盤らは移民の受け入れ再開のために、情報を集め、必死に対策を検討していくのだった…
[感想]
日本沈没が始まる最終話。
・沈みゆく日本を見守る心境
避難が順調に進んで残り300万人余りまでになる。天海、常盤が北海道に移動しようとしているまさにその時、ついに日本沈没が始まる。一気に陸が海になっていく様子をモニターで見ている田所。母国が消えていく様子を眺めるとはどんな感じなのか。
これは現実ではない、そう言い聞かせながら見守りそうな気がする。あるいは、見えている現実が何を意味しているのか、理解できずに見ているのではなかろうか。そんな恐怖の状況。そんな映像が現実とならないことを願ってしまった。
・世良が遺していった言葉
爆破で東山総理の盾になった世良。負傷が酷く、そのまま亡くなってしまう。彼が一体、何を言いに来たのか。東山が語る。世良の後悔が語られていく。いつしか本当にやらないといけないことができなくなっていたと感じの発言があった。
権力を得る、周りから注目されるというプレッシャーがそういった判断をおかしな方向に持っていっているのだろうと思わせる発言。本人だけの責任ではないように感じる。全員がそう仕向けているのではないかと感じた。公平な環境を作り出すことがいかに難しいかという課題を提示されているように思えた。
・残された日本国土で
天海と椎名が移民する話を、緑の中で話している。少し離れたところに常盤もいる。そのどこにでもありそうな緑の景色。このドラマの中では、そう言った緑のある場所が限られてしまっているのだと考えると、きっと込み上げるものありそうだった。
・一番印象に残ったのは…
椎名がおひとり様なので移民申請をしないと言う。天海は母親と一緒に申請しようと思っていたけれど、町民といくことになった母親を後押し。そこで、天海が椎名に「一緒に行かないか」と質問を投げかける。それを戸惑いながらも、喜んで受ける椎名。
この場面、椎名演じる杏のイメージがどうしても花咲舞の意見をぶつけまくる強い女性のイメージがある。その強い女性が、やや照れ笑いっぽい感じで、天海の提案を受け入れる様子にややギャップを感じるのと同時に、これだけ違った役作りをするのだからすごいと感じて、印象に残った。
天海と椎名、決して恋愛と言う感じにならないところも、印象的だった。
・自分ならその時…
新潟で感染症が発生したという情報が入った時、治療薬があるから心配には及ばないと片付けた未来推進委員会。自分がその場にいても同じ判断をしただろうなぁと思った。判断というのは難しいものと感じる。
最悪の事態が終わり、復興に向けての期待を感じさせて終わった最終話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!!
それでは、また次回!
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