国内ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』偽家族で選挙戦!?「日本一の最低男」が描く、政治と市民のリアル
- Dancing Shigeko
- 5月5日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
2025年1月期フジテレビ木曜枠の作品。
今回は国内ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』を紹介します!
[基本情報]
脚本:政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、大石哲也
音楽:yuma yamaguchi
音楽プロデューサー:岩崎太整、剣持学人
主題歌:香取慎吾「Circus Funk(feat. Chevon)」
演出:及川拓郎、村上牧人、谷村政樹
選挙監修:松田馨
プロデュース:北野拓
制作統括:牧野正
編成:草ヶ谷大輔
制作協力:テレパック
制作・著作:フジテレビ
[登場人物]
大森一平:香取慎吾
テレビ局で勤めていたが退職して、今は区議を目指している。
小原正助:志尊淳
一平の義理の弟。妹・陽菜の夫で陽菜が亡くなり、一平の家に家族一緒に住むことになる。
真壁孝次郎:安田顕
一平の幼馴染で黒岩議員の秘書。一平に区議に出馬するよう働きかけている。
[内容]
大森一平はテレビ局の人たちを見返してやろうと区議に出馬することを考えていた。そのために小原家を家に招き入れて、偽家族を演じる。偽家族を利用して、区議選へのアピールネタを準備していくのだった。
[感想]
元テレビ局のプロデューサー・大森一平が小原家と偽の家族を演じながら区議選を目指す作品。
・区議になるための地盤固め
無名の区民が選挙に出馬する。そのためには草の根運動が大切というのを感じる。身近の生活の中での問題。子供の不登校、保育士の働く環境の問題、子ども食堂、同性結婚などに次々と取り組んでいく。テレビ局の協力を得て、解決したり、昔からの知り合いのレストランを使わせてもらって解決したりと成果を残していく。
無名の区民が誰かのために働きかける。たとえ、その届く相手が数人であったとしても、この活動の積み重ねが区議への道を開くのを感じさせる内容。
・世の中には政治でなんとかしないといけない問題がたくさん
日常生活の中には政治で解決しないといけない問題がたくさんあるのを感じる。日常の中でこんなものなのかと諦めてしまっているようなもの、あるいは当たり前のことだと思って違和感を抱かないことでも、実は世の中の仕組みが問題という事があるのだと考えさせられるエピソードが多かった。
この作品は子供を育てる環境という観点が特に大きかったように感じるものの、この作品で描かれていた事以外にも、世の中にはまだまだ変えていけるものがあるのだろうと考えるきっかけになった。
毎日を少しでも良いものにするためにできること、世の中で足りていない仕組みを見つける力を身に付けたいと思った。
・誰のための政治か
政治家がストーリーの中心になってくると決まって感じる疑問がある。政治とは誰のためのものなのか。長谷川区長は区民の意思関係なしに再開発計画を秘密裡に進めていく。それが誰のためなのか。なぜそうなってしまうのか。
黒岩が最後に、自分も最初の頃はお前と一緒だったと言う。しかし権力に飲まれたと言うのがその答えなのかもしれない。最初の頃は志高く、みんなのための政治と考えていたのがいつしか権力に飲まれてしまうのだと。
権力に目が眩まない人はいないものなのか。政治家というのはそんなにも勘違いしてしまうほどの力を持っているのだろうか。未知の世界。
政治と住環境について考えさせられる作品だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
[各話感想]
第1話 政界に入るために!
第2話 どんな相手でも!
第3話 耳を傾けよ!
第4話 人生は人それぞれ!
第5話 保育園でも一平節!
第6話 子供にとっては親は親?
第7話 嵐がやってきた!?
第8話 現場の無理をなくす!
第9話 誰のための政治?
第11話(最終話) 最低男が選んだ“本当の正義”
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