こんにちは、Dancing Shigekoです!
三連休、終わりを迎える。
今回は国内ドラマ『新参者』第4話を紹介します!
前作の感想→こちら
[内容]
#4 時計屋の犬
三井峯子が死の直前、メールを書いていた。その内容によると、公園で時計屋の主人と会ったとなっていた。それで、加賀と松宮は時計屋の主人 寺田玄一に何度も聞き込みに行く。そのうち、彼の証言と公園での聞き込みの結果、内容に齟齬があることが明らかになっていく。そして、加賀は犬の散歩の時に全てに気づくのであった。
[感想]
時計屋の主人にまつわるエピソードが描かれる1話。
・時計と睨めっこの職人
今回の中心人物は時計屋の主人。細かいネジや歯車を慎重に取り外して行っては、集中して修理をしていく。その睨めっこの様子がいかにも職人。あまりにも日頃から、小さなものと睨めっこをしすぎているせいか、眉間には常に皺がよっているイメージを作り出す。
幾つになってもそう言う細かいものを慎重に組み立てていける集中力と手先の器用さはすごい。
・時間に正確な職人
そんな時計屋の証言は時間にきっかり。犬の餌の時間もきっかり。17:30に家を出て、19:00に帰ってきたという。さらに犬のエサの時間、時計の修理は金曜日の15:00までに終わらせる、と言いながら、きっちりその時間に渡せるように準備を進めていく。実に機械のような人間。その主人が一体、何を隠しているのか。
・場所には曖昧な職人
公園で三井さんを見かけたと言い張る寺田。ところが裏付け捜査で公園に聞き込みに行っても目撃者が一人もいない。子犬を見かけたと言う人もいなく、寺田の証言を裏付けることができない。こんな調べたらすぐにわかりそうな嘘の証言をするあたり、時計に関してはプロでも、嘘をつくことに関しては素人なのだと感じてしまう。
・禁句に反応する職人
そんな寺田に言ってはいけない二つの言葉。老舗と娘の名前。この二つを聞くと激怒する寺田。ところが、その怒りも決して本物ではないのだと後から分かる。なぜなら、娘のことは勘当したと言いながらも、常に彼女のことを気にかけているのが描かれている。
・素直さに欠ける職人
娘が妊娠していると知って、寺田は、彼女の出産が無事に済むことを願っていることが描写される。その行動ときたら、素直ではない頑固親父のやりそうなことと思わせる。
この口数少ない分、寺田の思いが重たく響く感じに仕上がっているエピソードだった。
殺人事件には一向に近づきそうにない一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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