こんにちは、Dancing Shigekoです!
本日、岸田内閣が正式に発足する。初入閣13名の内閣、新しい政治の幕開け。
さて、今回は東野圭吾作品 国内ドラマ『探偵倶楽部』を紹介します!
[基本情報]
原作:東野圭吾 『探偵倶楽部』
脚本:深沢正樹
演出:水谷俊之
企画:金井卓也 / 太田大
プロデューサー:菅井敦 / 井上竜太
製作協力:国際放映
製作:フジテレビ
製作著作:ホリプロ
[登場人物]
二階堂匠:谷原章介
探偵倶楽部の探偵。感情を表に出さず、常に落ち着いた口調で話す。暴力を嫌うが、襲い掛かられてきたら軽やかに倒す腕絵を持っている。
漆原こずえ:松下奈緒
大学の教授の紹介で二階堂の助手になる。兄の借金の保証人となってしまい、金融業者から追われる身。社会協調性に欠け、バイトが長続きしない。記憶力が抜群で一度見たものは瞬時に記憶する。
成田真一:葛山信吾
マサキ・テクノロジーの社長秘書。二階堂との連絡窓口になる。
島津江里子:伊藤裕子
正木藤次郎の愛人。
正木友弘:鈴木亮平
正木家の長男であり、マサキ・テクノロジーの専務。
草野麻子:宮地真緒
正木家の家政婦。
[内容]
マサキ・テクノロジーの正木社長の喜寿祝いが開かれる。その場に向かった二階堂は、助手に漆原を連れて行く。正木の離婚調整をしていたと言う。
正木社長は政界・財界のVIPのみが入れる探偵倶楽部の会員で、二階堂は離婚の調整を依頼されていたのだった。
喜寿祝いのパーティー明けの朝、正木社長が失踪していた。その調査を二階堂が受ける。失踪したと思われる時間、部屋は密室だったと言う。
二階堂が、漆原に調査内容を指示しながら事件の真相を解き明かしていく。
[感想]
常に冷静な立ち居振る舞いで事件の謎解きをしていく爽快ミステリー。
・言われてみればの謎解き
密室から人が消えた、そう言う設定の謎解きが静かに始まる。二階堂が全員を集めて、事実確認をしながら推理を進めていく。そして最終的に謎解きを見せる。
途中で漆原が注目していたコーヒーカップについては、説明があったものの密室のトリックについては言われてみれば、そう言うことかと言う設定。やや気になったのはどうやって犯人ないし本人が部屋から消えたのかのトリックの部分は、それを匂わせる情報が少なかったように感じたこと。注意深くみていたら気づけたものなのか。そのため、言われてみれば、確かにそんな場面もあったと理解はするものの、やや突然と言う感じもあったのが正直な感想。
・心のうちを見せない二階堂役の谷原章介氏
原作を読んでいないため、二階堂の原作のイメージはわからない。純粋にこのドラマで見た時に、谷原章介氏は二階堂の特徴を上手に表現していたと感じる。最近ではアタック25の、「アタックチャンス」と言っている印象の方が強かっただけに全く違った一面を見ることができた。
機械的と言うのが適切なのか、無感情、テキパキ?など、マイクを突き出すときは、やや変人?とさえ感じる動きを自然に出していたのが、とても興味深かった。そして原作を読んでみたくなった。
・豪華屋敷と事務所、移動中の車内 場面は限定的
舞台は主に正木家の屋敷、二階堂の事務所、移動中の黒い車の中で展開。特に印象的だったのは事務所に正木家のミニチュア。そのミニチュアを使って推理を重ねていく。間取りを忠実に再現したそのミニチュアをいそいそと作っている二階堂の様子もまた記憶に残る場面。こう言った模型を作るからこそ、正確な推理ができるのだろうと感じる。
想像力も大事だけれど、こうして物を見ながら考えを整理することも大切だと学びになる場面だった。
内容はテンポよく進んでいき、動きも切れ味がよく見やすいミステリーと感じる作品。そして次は原作を読み進めてみようと刺激された。
鑑賞日:2021年10月3日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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