こんにちは、Dancing Shigekoです!
今日子視点の見せ方も面白い。
今回は国内ドラマ『掟上今日子の備忘録』第8話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#8 忘却探偵の正体は⁉︎
掟上今日子は毎朝、天井のメッセージを見て生活が始まる。自分の体のメモを見て、考えを巡らせていく。サンドグラスの店員以外にある厄介が誰なのか気にながらの生活をしていると、ブティックで起きた殺人事件の捜査協力を求められる。
一課長の妻からの要望で、試着室で亡くなっていた女性の犯人探しをすることになる。そのお店の店員に隠館厄介がいて、事件の捜査と並行して厄介の素性を分析するのだった…
[感想]
掟上今日子が普段どんな考えを巡らせているかに触れることができる1話。
・掟上今日子視点の思考
今回はこれまでと異なり掟上今日子視点の展開。これまでは隠舘厄介の心の声を中心に展開していただけに興味深い展開。記憶が1日でリセットされる掟上今日子にとって、全ての物事が?から始まり、最後に必要不要という観点で片付けられる。その際に衣食住という点でもみているのが面白い。
部屋を一通り見て周り、冷蔵庫の中を見て、服などを見て。次の日に着る服を選んで寝ているというのも興味深いところだった。
・人物確認を進める
メモを頼りにサンドグラスの人たちの認識から始まる。マスターが勝手を知っているから、一通り自己紹介をするあたりも面白い。まひるの体型を見て運動神経がいいと見て、ものを投げつけるなど、それぞれの人物をじっくりと見て、信用に値する人物かを見ているのが面白い。
・厄介を発見、不要と見なす
そしてメモに残っていた厄介。それが名前とも知らず、厄介といえば、文字通りトラブルと思って??と考えている。訪れたお店のバイトだと知って、観察が始まる。一見、特徴もなく、どちらかというと関わりたくないタイプの人物と結論づける。そしてメモを丁寧に消しますね、というあたり、昨日と今日で別人なのがはっきりと出る。
・ワトソン役として厄介に手伝わせる
ところが、私は今日子さんのワトソンですから、と言ったあたりから流れが変わっていく。そういうちょっとした変化。さらに厄介を期待して見守る視線。注目していると、少しずつ厄介は信用できる、と書いたことが分かってくるのだから、面白い。それで、いざ事件が解決して、一課長の奥さんから映画のチケットをもらった掟上今日子は、厄介を映画に誘おうとする。この辺りの、普段何を考えているかわからない掟上今日子の心のうちが見えたのが、何か切なく思えた。
結局、厄介が用事があって、もう行かなきゃいけない、って映画を誘う暇すら与えさせない展開なのだから、もどかしい。
・断片的な記憶
そして今回は掟上今日子の断片的に残っている最後の記憶の映像が流れる。どこかトンネルを駆け抜けていっている場面。そこはどこで、その後に何が起きたのか。その出来事が原因で記憶を失ったのか。原作ではこういった描写は特になかったように思うけれど。一体、何があったのか。ドラマ版では記憶を無くしたきっかけが描かれるということなのか。
掟上今日子が普段何を考えているのかを垣間見た感じがする1話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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