国内ドラマ『御上先生』第6話 御上、先生としてレベルアップ?!
- Dancing Shigeko
- 2月24日
- 読了時間: 3分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
どんなスクープが報道されるのか。
今回は国内ドラマ『御上先生』第6話を紹介します!
[内容]
#episode6 -confession-
雑誌に22年前の御上兄が自殺した件が取り上げられる。生徒たちは騒然としていたが、御上は昔の過ぎたことと言って話をしようとしない。その事を、富永に指摘されて、御上は次の授業の時に時間をとって、何が起きたかを話す。
兄は学校が発達障害という理由で高等部への入学を振い落とした事実を指摘。命を経って抗議をしたのだという。その事からずっと目を背けてきていたことを認めるのだった。
[感想]
御上の兄について語られる1話。
・女子の問題に向き合う御上
椎葉が保健室の生理用品を盗んだ、という報告を養護教諭の一色から受けている。御上は男兄弟で育った自分に、女性の問題にどう対処したら良いのかよくわからないと困惑の様子。
実際に、椎葉に話を聞こうとして、彼女からも「どうして女子の問題を男性の御上先生に話さないといけないのですか?」と言われて一蹴される。
中高校教師くらいになってくると男性教師にとって女子生徒との向き合い方が難しくなってくるのだろうというのを、改めて感じる。自分が学生の頃は、意識したことがなかった部分で、世の中、いろんな難しさがあるのだと痛感。
・兄の問題に向き合う御上
御上は雑誌に兄の記事が掲載されても何事もなかったように授業を始める。しかし、その態度が逃げていると富永に指摘される。生徒は先生の前で丸裸にされるのに、御上先生は鋼の鎧を纏ったままだと批判。なかなか興味深い表現を使う。その言葉が刺さって、御上は授業で兄の話を始める。
兄が絶望するトドメを指したのは自分だったのではないかと思っていること、教育システムがおかしく根本を変えてやりたいと思っていることなどを語り出す。
しかし小さな細胞では大きな細胞を変えることはできず、無力さを感じているのだというのも匂わせる。それでもできることは小さな細胞の集まりを前に真摯に向き合うことなのだと気づいたことも仄めかす
兄の問題を受け止めることで御上先生が一つ成長したように感じる。
今なら椎葉の問題とも上手に向き合えるのでは、と感じさせた。
・うごめく闇
御上先生が兄の問題と向き合っている頃、上層部では何やら不穏な動き。塚田、中岡が溝端を丸め込もうとしている。古代と文部科学大臣のことを何か話し合っている。これはどういう構図なのか。塚田らが隣徳学院で何かをしようとしているのか。古代が不正をしている側なのか。それとも塚田らが不正を働きかけて、古代が拒んでいる側なのか。
この辺りの構図を御上が明らかにしようとしているのだと思う。誰が真の悪なのだろうか。今回のエピソードからは読み解ききれなかった。塚田が悪なのは見え隠れしているものの、どんな感じの悪なのかがまだ見えてこなかった。
御上はここからどのように動いていくのか、今後の展開も見逃せない一話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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