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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』第5話 決して楽ではないインフルエンサー

更新日:2023年6月3日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 ますます皆実が活躍しそうな気配。


 今回は国内ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』第5話を紹介します。


[内容] 

#5 忘れられない味

 人気料理系インフルエンサーを狙った空き巣被害が発生していた。

 そんな中、ランキング2位のナオンが殺害される。皆実はフォロワー数3位のスパイスの女王青嶌、お弁当で人気の1位のカナカナのところを訪問していき、事件の真相を調べていくのだった。

[感想]

 インフルエンサーが狙われる一話。

<インフルエンサーの現実>

・フォロワーx5円

 料理系インフルエンサー青嶌。

 彼女が投稿するための料理を作っている。

 人気3位のインフルエンサーにもなると、マネジメント会社がつく。そのマネジメント会社のスタッフが護道にインフルエンサーの収益構造を説明している。

 フォロワー一人あたり5円と計算したとして、90万人のフォロワーがついているカナカナが一つ投稿すると、450万円になると言う。その数字だけ聞くと、とても収益性が高く感じてしまう。

 自分の得意分野で写真を投稿して、それだけの収入が得られるなら、誰もがインフルエンサーと安易に考えてしまいそう。

 しかしなかなかフォロワー数が増えない。そんな現実に焦るを感じてしまう。そして焦るあまり、自分よりも人気のあるインフルエンサーに手を掛ける。

 現実にこんなことをする人がいるとは思いたくないけれど、それだけ切実な世界観なのだと伝わってきた。

<目が見えぬ故に分かること> ※ネタバレ注意

・握手した時に

 事件捜査の一環でフォロワー数一位の料理系インフルエンサー・カナカナのところに訪れる。

 そしてカナカナの話を聞かせてほしいという。

 ところが弁護士でカナカナの代理人という小久保が出てくる。(彼女がハリセンボンというところにやや無理があるようにも感じる)そしてカナカナは顔出しを一才していないのだと説明する。

 その話を聞いた皆実が、隣にいる方は?と質問を投げかける。まるで見えているかのようなタイミングでの質問。足音や気配で分かると言う。

 するとカナカナの娘だと紹介。皆実は彼女と握手をして、話を聞き始める。

 

 そんな流れの出来事。

 その後も結局、カナカナは姿を見せることなく終わっていく。それがこのエピソードでたいして重要な出来事だと思わなかったけれど、そこに皆実の凄さが描かれる。

 実は皆実は気づいていることがあって、最後のそのことが明かされる。この描写が地味に一番印象的だったかもしれない。犯人が誰だった、と言うことよりも。

<撮影スタジオ>

・映え写真のために

 インスタに写真を投稿するためにスタジオで写真撮影をしている。

 本気の人たちはここまでしているのだと思うと、素人がちょっと写真を撮ったくらいではとても及ばないのだと思ってしまう。(もっとも自分がインスタなどで映え写真を投稿しようと思っている訳ではないのだけれど)

 そこまでして、人気を集めようとするのだから、それなりに投資していると思う。

 しかも本当に美味しい料理を作ろうと思ったら、かなり研究をしているだろうし、全体を通じてインフルエンサーという仕事について、考えてしまう部分があった。


 安易にインフルエンサーを目指そうと思ったら、今回の登場人物みたいに苦労するのだろう、と感じずにはいられない一話だった。

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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