こんにちは、Dancing Shigekoです!
真相は分かるのか。
今回は国内ドラマ『ミステリと言う勿れ』第9話を紹介します!
[内容]
#9 ミステリーナイト真相編!恩人を殺したのは誰だ
特に何も起きずに翌日を迎える。
雪かきを終えて、部屋に戻ると停電が起きる。それは単に雪の重さで送電線が切れたのが理由だった。ガレージに取り残されていた久能と風呂光だったが、天達に気づいてもらい、リビングへ移動。カレーを作って食べることになる。久能がカレーを作っていると、考えがまとまり、嘘をついている人が誰なのかが分かるのだった。
[感想](※ネタバレご注意ください)
ミステリーナイトの翌日、嘘をついている人が明らかになる一話。
・わずかなヒントを見逃さない
久能はカレーを作りながら考えを整理している。みんなが他愛のない話をしているのを聞いている。そしてカレーをかき混ぜながら、突然、考えが繋がったのか、あっと言い出す。ワインを飲もうという話になったところで、飲まない方がいいと思いますと、提案する。
そしてその理由を話し始める。これまでに幾つかあった情報から、嘘をついているのは誰なのかを言い当てる。玄関マットの話から始まって、嘘をついている時の行動などが挙げられる。そこから、それだけの推理をするのだから、よく見ているというよりも、情報の繋ぎ合わせ方がすごいというのが実際のところのように感じる。
さらに2つのことが同時に進んでいると言って、1つ目が嘘をついている人を探す、ということでもう1つは恐怖な犯行計画だと言って、そこでもいろんな情報を繋ぎ合わせて、犯人の意図を見抜いている。
とにかくその観察力はすごい。
・犯人の心理
ネタバレになるため、犯人の名前までは特定しないとして、犯人の考えについて少し思ったこと。
ストーカーに殺された美吉喜和。その原因を作ってしまったことをずっと犯人は気に病んでいた。ところがその状況が長く続き過ぎて、いつしかストーカーに身を匿っている人の場所を教えることをするようになったという。
この心理。5年間ずっと気持ちが苛まれていた、その結果、精神が崩壊したということか。同じ苦しみを別の人にも与えようと思った、ということか。それにしては、あまりにも自分勝手過ぎないだろうか。結果、3人が新たにストーカーの被害に遭っている。
一体、どんな心境でその報道を聞いていたのか。犯罪を犯す人というのは、一般人では理解できない心境になるものなのかな。これだから犯罪を未然に防ぐのは難しいように思う。
・本当の狙いは
しかし、実はストーカーに喜和が殺されたことを病んでいただけではなく、本当の目的は別のところにあったというのだから、ますます人の心理というのは読めない。真の目的は、制裁だと考えている。都合の悪い人たちを皆処分しようと思っている。そのための準備を別荘に到着した時からずっとしていたということを、久能が指摘する。
さらにはその犯行が本当に成功するかを事前に試していると言う。別のところで殺人を犯している。そのニュースがネットに載っているのを風呂光が見つける。この犯行、そして前日の夜に話していた内容は作り話ではなかったのですねと。
この別荘に到着してから、ありとあらゆる言動が何かしらのヒントになっていて、その答えが全て明かされた時、残ったのは、人の心というのは恐ろしい、と言う感想のみ。
どうしてそこまで人を恨むことができるのか。妬むことができるのか。自分の置かれている立場に疑問を感じた時、それを他責にするか、自責にするか、それが今回の事件の根本にはあったのだろうなと思った。
久能の観察力に圧倒され、そして人の心の闇の暗さに恐怖を感じる一話だった。
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それでは、また次回!
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