こんにちは、Dancing Shigekoです!
2023年に戻れるのか。
今回は国内ドラマ『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』第9話を紹介します!
[内容]
#9 戻りたかったはずの世界
ついに現代に戻ってきた。そこは2026年5月1日。
世界は彼らの言う事を一切聞こうとしない。未来にいたと言うことを誰も信じようとしなかった。
萱島は美容室に戻って仕事を再開しようとしていたが右手に力が入らず、仕事にならなかった。その頃、ネットではいろんな噂が広まっていく。萱島がイケメン美容師として取り上げられ、弟が犯罪者だったと盛り上がる。
さらに6号車の二人が未来から来たというインタビューに答えたことで、戻ってきた人全員がネットで変人扱いと晒されていた。
白浜も火事現場で野次馬に手を出してしまい、大炎上を起こしてしまうのだった。
[感想]
現代に戻ってきて受け入れてもらえない苦悩を描く一話。
・家族と再会する瞬間
一通りの検査が終わって、家族との再会が許される乗客たち。続々と家族がやってくる。小春の両親から始まり、次々と入ってくる。しかし萱島には誰も来ない。その時の表情。もう諦めてみんなのいない場所に行こうとしている時に達哉とすみれがやってくる。ここでも感情が溢れ出る表情。
そして三人で牛丼を食べにいく。久しぶりに食べる牛丼。一口食べた時の表情。
ここまでの萱島の表情が実に印象的。すごく気持ちが伝わってくる。本当に嬉しいんだと、美味しいんだと、感じる場面が続いた。
・待っていた厳しい現実
そのウキウキとした表情は翌日に美容室でも続く。久しぶりに職場に戻ってきて、カットの準備を始める。マネキンの横に座って早速練習を始めようとしている。ところが右手に力が入らない。ハサミを落としてしまう。何度試してもハサミを上手に持てない。美容師として仕事ができない状態になっている。
ここまで再三、萱島の嬉しそうな表情が描写されていたのに、ここに来て、一気に厳しい現実へと突き落とされる。そのギャップが非常に辛い。あまりに非情。未来から戻ってくる時に電撃を腕に受けてしまったみたいで、麻痺しているのか。
もう治らないのだろうか。萱島はこのまま美容師として仕事ができない状態が続いてしまうのか。辛すぎる現実。もっと萱島に平和をもたらしてあげたらいいのに。あの嬉しそうな表情をもっと見ていたかった。
・未来を守ろうとする白浜
白浜は未来を守るのが自分の使命と考えて、何度も警察署に足を運ぶ。そしてこれから起こることを伝えようとしている。
しかし警察は冷たい反応。誰も聞こうとしない。
もし未来から戻ってきた、と言われたらどう考えるか。話半分になってしまうか。証拠が無さすぎるということか。証拠を突きつけたとしても、信じないかもしれない。
結局、人というのは、自分の理解できない事象を否定して、拒絶することで、自分の正当性を保とうとする生き物なのかもしれないと感じてしまう。
蓮見教授の分析結果が全てを変えるのだろうか。
・支え合おうとする三人
6号車の二人が余計なインタビューに答えたことで、世間は5号車の人たちの素性もネットに書き込み始める。そんな状況だったけれど、白浜は畑野をお好み焼き屋に連れて行って支えになろうとしている。食事をしながら、白浜なりに畑野の支えになりたいアピールをしているけれど、畑野はその言葉に全く反応しない。支え合える人と一緒に過ごしたい、と渾身の発言をさらりと交わす畑野、ある意味恐ろしい。
そして白浜は萱島に会いにいく。お店の手前ですれ違う。白浜が未来を守るために一緒に頑張ろうと萱島を誘うが萱島はこの世の中はクズだという。戻ってこない方が良かったと思うという。萱島は厳しい現実にだいぶフラストレーションが溜まっている。
その萱島に畑野から電話がかかってくる。畑野は、萱島に「あなたのことが気になります」とある意味、決死に告白をしたのに、萱島は「俺はあんたのことを忘れた」と突き放す。
どうしてこうもこの三人はすれ違いばかりなのか。
萱島が美容室を訪れてきた畑野に会っていたら、もっと状況は違ったのかも。あまりにもタイミングが遅かったのか。
・諦めたくなる気持ち
そうやって全てを捨てようと思っていても、萱島は白浜が火災現場で野次馬の冷やかしにキレてしまった部分を見て、励ましに行く。なんだかんだと萱島は、なんとかしたいと思っている。そのためには白浜がまずは先頭に立ってほしいと思っていそうな感じがある。
この二人、すれ違わないことが多いけれど、最後は協力してなんとかしてくれるのかもしれない。
ところで2026年から2023年にはもう戻れないのだろうか。それとも未来にいた時間が3年経過していたと言う事だったのか。もう一回タイムトリップをしそうな気配が残る。
どんな結末が待っているのか。萱島と畑野の関係はどうなっていくのか。早く次を見たいと思う一話だった。
前回感想→こちら
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それでは、また次回!
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