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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第8話 浜畑、かっこよすぎ

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 2年目のアストロズ、どうなっていくのか。


 今回は国内ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第8話を紹介します!


 前回感想→こちら


[内容]

#8 最終章~社長交代で廃部!? 涙の反撃開始

 風間商事の買収が1か月後に迫っていた。まだ買収が決まったわけではないけれど、ゴルフ場建設がトキワ自動車の責任とするようなデモが起きている。君嶋はデモの話をきっちりと聞くと言って、市役所で話を聞いていると、森下教授が最近参加しなくなったことを知る。

 森下教授は白水商船の座礁に風間商事のオイルが影響していないと分析結果を出した人。君嶋は何かがあると引っ掛かり調べ上げていく。やがて一人の人物に繋がる。

 そんな状況の中、アストロズの方では部内マッチで開幕戦のレギュラーを決める試合が行われる。そこにゴルフ場建設で関係がある青野も招待するのだった。


[感想]

 アストロズのスタメン争いと風間商事買収阻止が同時に進んでいく一話。

<会社を守るために>

・風間商事の買収を阻止

 風間商事のタンカーオイルが問題だった可能性がある。星野の報告を受けていた君嶋は、森下教授の報告で一転したことが引っかかっていた。ずっとそこを気にかけているから、デモに森下教授が参加しなくなったのと、白水商船の報告があったタイミングとに関連性を見出すことができたのだと思う。

 常に問題意識を持ち続ける。その結果、他の人では見えていないものも見えてくる。そういった事象に思われる。

 純粋に風間商事のオイルが原因だったら5000億円もの賠償が発生するという事実が発生したら、会社の存続にかかる問題だから、そうならないようにはっきりさせておきたいと思っている。

 こういう社員がいるというのが羨ましい。世の中のいろんな企業で、こうして会社の存続のために必死になっている人がたくさんいるのだろうなと思うと、周りの人たちの見え方が変わってきそう。


<アストロズの本気の様子を見て>

・青野の心に響く

 そして君嶋は、会社を守るために、アストロズを守るために、効果的方法を考える。それは事実を知っていそうな青野をラグビーの練習に招待すること。しかもその練習は部内マッチの日にする。

 フェアな戦いで勝負を続けるアストロズメンバー。その本気の戦いの末に、開幕スタメンの発表もある。浜畑が落選し、七尾が選ばれる。その世代交代の瞬間の場まで見せる。

 みんながいかに本気で戦っているのか、アストロズを強くしようと思って頑張っているのかが、青野のに伝わっていく。そして心を動かす。

 言葉ではなく、熱意で人の心を動かす。そう言った手段をとる君嶋の手腕、さすがと感じた。

<地域のために>

・府中市役所の会議室

 ゴルフ場の建設に対するデモ隊がいる。君嶋はただ追い返すのではなく、意見をしっかりとぶつけ合いましょうと、議論の場を設ける。その場所は府中市役所の会議室。こじんまりとした空間、会議室というよりはホールのような場所で、君嶋と地域住民が議論をしている。

 市役所を借りて、こういった企業と地域住民が議論する、というのはどのくらいの頻度で行われているものなのだろうか。市政と地域住民のために市役所を使うのならありそうだけれど、企業と地域住民の打ち合わせの場が、そこだったから意外な感じがした。

 会社のホールを使ってするものなのだと思っていただけに、市役所で打ち合わせをするという事自体が地域住民を中心に考えているという姿勢の表れにも感じる場面だった。君嶋の細かい肺力がすごい。


 アストロズのスタメンが決まり、涙が込み上げてくる一話だった。


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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