こんにちは、Dancing Shigekoです!
刑事もの?というにはライトな感じのドラマを鑑賞してみた。
今回は国内ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』を紹介します!
[基本情報]
脚本:荒木哉人
皐月彩
演出:城宝秀則
光野道夫
湯浅真
河野圭太
監修:古谷謙一(警察)
音楽:大友良英
オープニング:LEEELLES『地獄の沙汰も愛次第』
エンディング:SEVENTEEN『今-明日 世界が終わっても-』
プロデューサー:近藤匡
小林宙
制作:共同テレビ
製作:関西テレビ放送
[登場人物]
一円:橋本環奈
万町署の経費削減に本庁から派遣されてきた特別会計係。
湯川哲郎:沢村一樹
万町署刑事課係長。強行班係湯川班 班長。
藤堂さゆり:松本まりか
湯川班女刑事。
須賀安吾:佐藤二朗
万町署警務課課長。湯川の同期。
[内容]
一円が経費削減をするために特別会計係として万町署に派遣されてきた。経費削減対象になったのは刑事課強行班係の湯川班。班長の湯川は経費を減らされたら捜査ができなくなると反発していたが、徐々に理解を示し、協力するようになる。
一円は経費削減を進めるのと同時に、万町署で多発しているX関連の犯人を特定する特命も受けているのだった。
[感想]
警察のお金に注目したドラマ。
・税金の使われ方がどうなっているのか?
捜査にはお金がかかる。何も捜査に関わらず、何か活動をしたら、それ相応の費用が発生するもの。
証拠品の分析をしてもらうにも、張り込みで宿を借りるのも、移動でタクシーを使うのも、どんな時でも費用が発生する。そう言った一つ一つの活動の積み重ねが犯人逮捕へとつながる。
費用が発生、とだけ見ておいたら、それ以上に感じることはないのだけれど、その費用が税金だと思うと、急に見え方が変わってくる。
一つの犯罪が起きたら、その捜査のために相応の時間とお金が費やされる。そのお金が税金なのだと思うと、複雑な気持ち。悪を罰するために、罪なき人たちのお金が使われる。なんだろう?この構図、と感じてしまう。
改めて犯罪というのは、罪深いものだと感じた。警察での経費という観点でまとめられていたこのドラマ、犯罪の見え方が変わるきっかけになった。
・ネズミのような?
昔、ハムスターと一緒に住んでいた。毎日、ハムスターをかごから出しては、リビングに開放して走り回らせていた。持ち上げる時に、たまに首の後ろを掴んで、皮がビヨーンと伸びた状態で吊り上げる(?)ような感じになることがあった。その時に、ハムスターが一生懸命足をばたつかせていた。
このドラマで登場する一円。最初の頃、刑事課に顔を出しては、疫病神はどっかへいっておけと言われ、追い払われていた。その時の追い払われ方が、一円の両側から男性が彼女の腕を片方ずつ持って持ち上げて連れていくというものだった。その男性二人に抱えられて連れていかれる様子が、うちにいたハムスターににている、そんな風に感じた。この動きは必見かも。
前半で、何度かその場面があったから、このドラマの特徴はこれだ!と思っていた。ところが、三話目あたりからその場面がなくなり、ちょっと期待はずれ。やや大袈裟な感じがあったからだろうか。
今、振り返ってみるとその場面は結構印象的。
・地味に犯人探し
ドラマの中心的な脇役の一人が殺害されてから、展開が謎解き要素が強くなっていく。前半は単発の事件解決、その過程での費用に対する意識といった感じだったけれど、後半は、犯人は誰なのか?
その真相の裏に隠されている事実は何なのか、といった感じで、地味に犯人探しが楽しめる。犯人が万町署内部の人間だというのが見え隠れしていたから、より一層、誰だろうと思って考えさせられる。
そして犯人が明らかになった時に、なるほどね、と思わされる。それでいて、後味が悪くない。不思議な仕上がりだった。
犯罪はいろんな意味で罪だと感じるドラマだった。
[各話感想]
第1話 おっちょこちょい刑事現る?
第2話 一円、湯川と共通点を見つける?
第3話 一日署長の正体は?
第4話 捜査のためなら?!
第5話 万町署統廃合の危機!?
第6話 強盗に捕まる?!
第7話 言葉の壁は大きい!
第8話 誰かが責任を取らないといけない
第9話 X確保
第10話 ついにXが!?
第11話(最終話) 娘の思いを晴らすために
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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