国内ドラマ『コンフィデンスマンJP』どこまでが現実か見抜けるか?
- Dancing Shigeko
- 2022年9月27日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年4月17日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
一話完結タイプは見やすくていい。
今回は国内ドラマ『コンフィデンスマンJP』を紹介します!
[基本情報]
企画:成河広明
脚本:古沢良太
演出:田中亮
金井紘
三橋利行
音楽:for capture plan
オープニング:for capture plan『We Are Confidence Man』
エンディング:Official髭男dism『ノーダウト』
制作:FILM
製作:フジテレビジョン
[登場人物]
ダー子:長澤まさみ
コンフィデンスマン。チームで動いているわけではないけれど、一緒に活動するリチャード、ボクちゃんのブレイン、司令塔的な存在。
いつも豪快に笑っている様子が実に爽快。長澤まさみにあっているように感じる。よく中国語を話す役になっていたのが気になる。長澤まさみ自身が中国語得意ということだろうか。
ボクちゃん:東出昌大
コンフィデンスマン。心が優しく、人を騙すことに後ろめたさを感じている。作戦を決行して終わる度にもう辞めると言っている。
国内ドラマ『ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~』では真面目でいて、奥手なキャリアマンって役だったけれど、この作品ではダメ男感が面白い。しかしやる時はやるからすごい。
リチャード:小日向文世
コンフィデンスマン。理知的で冷静沈着な紳士風な役になったり、おちゃらけになったり。変幻自在。
どんな役をやってもその作品に溶け込んでいるのが面白い。
[内容]
コンフィデンスマンのダー子は常に獲物を探している。そして美味しいオサカナを見つけては、ボクちゃん、リチャードと共に壮大な騙しを仕掛けるのだった。
[感想]
ダー子、ボクちゃん、リチャードが連携して次々とオサカナを釣り上げる作品。
・ループするのが面白い
各話で、大物ゲストを迎えてオサカナにして、次々と豪快に爽快に罠にかけていく展開。絶体絶命と思われる結末の時でさえ、ダー子が上を行っているのだから面白い。そう言った、個々の物語を単独で楽しめるだけではなく、一番の驚きは最終話、コンフィデンスマン編の後。この見せ方は実に上手で、また第一話を見てみようか、と思う結末だったのが実に印象的。こういう作品の作り方って憎い。
・登場人物のバランスがいい
ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人の性格が実にバランスが良くて、ゴリゴリと無茶に突っ込んでいくダー子、少しは控えるべきだと止めようとするボクちゃん、常に中立的な立場でどちらの型を持つわけでもなく、作戦に取り組むリチャード。この3人のバランスに、五十嵐やちょび髭など程よい脇役支援組が効果的に登場。
そしてオサカナになるゲスト。江口洋介に始まり、佐藤隆太まで実に豪華。決まって憎たらしい。それでいてどこか憎みきれない。そんな配役が楽しい。毎回、どんな感じで罠に嵌めていくのだろうって楽しめる。
・辺鄙な場所に行きがち
騙すという特性上、あまり人目につく場所は向かないのか、山奥が舞台だったり隔離された屋敷や、辺鄙な村を巧みに作り上げてみたりという場所設定が多い。そしてそう言った場所を活用するために、結構な額を費やしている。時には無人島を丸々買い上げてみたり、山を買い占めたりと面白い。
そう言った元々何もなかったような場所を活用して、罠に嵌めていく展開は、常に嘘くささもあって、わかりやすい。一番の騙しは飛行場をみんなで作り上げていたストーリーだろうか。なかなか手が込んでいた。
毎回、あの手この手でオサカナを罠に嵌めていくやり口を楽しめる作品だった。
[各話感想]
第3話 美術商編 ダー子、なぜ中国人?
第6話 古代遺跡編 誰のための作戦?
第7話 家族編 偽者でも大切にできるもの
第10話 コンフィデンスマン編 最後の見せ方に感動
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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