こんにちは、Dancing Shigekoです!
切ない結末が待ち受けているのか?
今回は国内ドラマ『ウチの娘は、彼氏ができない‼︎』第4話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#4 なかったことにしたいキス
水無瀬碧は『私を忘れないでくれ』がサイレントナイフの久遠悠人主演で映画化されることが決まる。悠人と打ち合わせがあり、会いに行くと、映画に出演する条件は、男女入れ替えた内容が必須と言う。碧はそれは受け入れられないと思いながらも、仕事がなくなるのは避けなくてはならないと板挟みの心境。その想いを汲んで漱石が必死に調整回っていた。
水無瀬空は渉先生に忘れてはいけない女性がいるから、嫌われようと思ったと話していた。それで自らさよならを伝えて去って行ったがモヤモヤが残る。そのモヤモヤを紛らわすために絵を描く。そして入野を連れておだやに向かう。そこで絵を見せていた。すると渉先生が入ってきた。入野が忘れてはいけない女性って誰、と質問して渉先生は小3の約束を話すのだった…
[感想]
碧と空に恋が訪れそうな気配の一話。
・原作者として
碧は悠人の大ファン。自分の原作に出演してくれるということで盛り上がっている。ところがいざ打ち合わせで悠人に会うと、主人公の男女を入れ替えてくれないと出演しないと言い出す。
その言葉を聞いて、碧はすかさず、この作品は「なお子」の作品なの。男女入れ替えたら、全く違う作品だし、私の原作を使わなくてもいいと言い出す。それでも使いたいのがなぜかと言うと、セリフがいいと答えが返ってくる。
しかし、なお子ように書かれたセリフを悠人が言うのでは意味がない、と感じている。
この辺り、作家にはその人にしか分からない作品への想いというのがあるのを感じた。映画化される時に原作と異なる設定のものが多いが(ほとんど)、そう言う作品の裏にはこういった原作者と製作者との間の意見のぶつけ合いがあり、作者の複雑な思いが潜んでいるのだと知る場面だった。
・恋が成就せず
空はつけ鼻毛をした理由を渉先生に聞いていた。すると、忘れてはいけない女性がいるから、と言う。変に自分に好意を抱かれてはいけないと考えて、嫌われようと思ってつけてきたのだという。
随分と周りくどいことをする。気に入られてくないのであれば、一緒に行こうなどと誘わなければよかっただけなのではないか。その時点で空の気持ちを振り回しているように思う。
結局、渉先生自身が自分の気持ちを掴みきれていないだけなのだろう、とも見える。
・作品が死んでしまう
悠人が自分の作った楽曲を製作者にアレンジされて怒っている。これでは、全く自分の楽曲が生かされていない。作品が死んでしまうと言っている。この発言を聞いてふと思う。それって、悠人が碧の作品に対してやろうとしていることにも同じなのではないかと。
ではなぜそれでも曲げてくるのか。それは結局、作家も歌手も皆雇われの身だから、と言うことになるのだろうね。自分の書きたいように書く、歌いたいように歌うのではビジネスが成り立たないから、だと制作側が言う。この様子を見ていると、芸能界というのも、なんだかんだ会社員と同じような世界なのかもしれない、と感じた。ただ、ややパワハラの温床というか、上下関係が会社員以上にあるようにも感じられる。
人を喜ばすための仕事をしているはずなのに、ややそう感じさせない人たちが登場してきて、疑問を感じる部分の多い設定だった。
・もう一度チャンスを
おだやで空が絵を入野に見せている。それを見た入野は、自分の描きたいストーリーとマッチしていると言って喜んでいる。そしてどんどんストーリーが湧いてくるという。ここに二人で漫画を作り上げていく構図が順調に出来上がりそうな気配。
ところがおだやに渉先生が入ってくる。その直前、入野は聞いていたつけ鼻毛事件と忘れてはいけない彼女の話が気になって、渉先生に直接質問を投げかける。そこから渉先生の小三の時の思い出話が出てくる。その時に約束した結婚、それがあるから忘れてはいけないのだという。
もしこれでその時の女の子の方も結婚していないようであれば、かなりの美談。しかし現実はそうではないだろうし、もう会うこともできないのだろうと思う。引っ越しでどこに行ってしまったか分からない以上、どうすることもできないのだろうな、と想像。
そんな話を聞かされた後だったにも関わらず、空はもう一度ちゃんとしたデートをして欲しいと言いにいくのだから、かなり意外。もっと奥手のように持っていた空がここまで積極的だとは。意外すぎて驚き。
その様子を見ていた入野。地味に恋に敗れた心境になっていそうだから、かわいそう。最初はチャラい男って感じだったけれど、根は臆病者なのかもしれないと感じさせて応援したくなる。
・すべてを作品のために
そして碧の方でも、漱石が一生懸命いろんなところに掛け合ってくれたおかげで原作を活かした内容で制作することが決まったと報告に来ている。漱石は『私を忘れないでくれ』に惚れて、編集の道に入ったという。水無瀬碧のために働きたくて今の会社に入ったと。なぜか、ここでも碧と漱石の関係が急接近しそうな展開になっている。
碧も空も恋に忙しくなりそうな気配を感じさせる1話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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