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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『アトムの童(こ)』第7話 難しい選択に迫られる

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 アトムの童はどう動き出す?


 今回は国内ドラマ『アトムの童(こ)』第7話を紹介します!


[内容]

#7 買収された天才たち

 MOCCHO CAFEでゲームの祭典をしている。そこで那由他と隼人は、シアトルでシリアルゲームを作る会社を立ち上げているティムと出会う。彼の技術に魅せられた2人は一緒に仕事をしないかと言う提案に心が揺れる。そしてアトムを去って次のステップを目指す事を決める。

 二人は海に意向を伝えて、了承をもらって温かく送り出してもらえる流れになっていた。ところがアトム玩具60周年を機に再度立ち上げようとしていた玩具の塗料が手配できない。宮沢ファミリーオフィスの買収が影響していると知る。宮沢ファミリーオフィスはさらに市場に技術の開放を掲げ、sagasが保有するアトムロイドを対象に挙げる。ゲーム部門の売却を求めてくる。

 興津はアトムに助けを求めにくるが全員拒否。に見えたが那由他だけはアトムロイドの技術を取り返してアトムを去りたいと言い、オリンピックで最初のe-スポーツ開発を手伝うのだった。

[感想]

 アトムロイドの技術をめぐっていろんな思惑がぶつかる一話。

・順調なところに影

 アトムの童は順調に業績を伸ばしていて社員も増えていた。そしてアトム玩具創業60年の日におもちゃの生産を再開することを海が宣言。ゲームはシリアスゲームとエンタメゲームとを出していってヒットしている気配。極めて順調な感じになっている。

 ところが、順調ゆえに那由他は疑問を抱いてしまう。今のステップから一つ上を目指すときがきたのではないかと。タイミングよくティムからのオファーがあり、心が揺れる。アトムにしてみたら、かなりの痛手。その申し出を了承するのだから、海は本当に那由他、隼人たちに感謝していて、その想いを汲んでいるのだと分かる。

 彼らとは喧嘩別れではないから、まだいいのだろうけれど、さらにアトムがおもちゃ作りを再開しようとしたら、インクの調達ができない問題に直面。その理由が宮沢ファミリーオフィスの影。インク会社の株を買収して、事業戦略を変えてきたという。お金の力でやりたい放題やる会社。なんとも悲しい世界。

・藁にもすがる思い

 さらにその矛先はsagasにも向けられる。興津は頼れるところがなく、アトムに相談に来る展開。藁にもすがる想いだったのだろうって気がする。最初は経産省に相談に行ったものの蜜月は終わりました、と言い渡されている。

 この経産省の役人もお金で買収されている。正しいことをしようと思ったら1万年はかかると言う。その正しいことをするのがあなたの役割だと思いますけど、と宮沢ファミリーの役員が言っていた場面も印象的。

 なんでもお金の力。お金のあるものがやりたいようにやれる。そしてお金を手に入れるためにはある程度悪どいことをしないといけない、と言った感じの構図が見え隠れするのが、非常に苦しい。なんだろうね、この世界。

 興津が悪人のようで、悪人じゃなく見えてくると言うのだから、どうかしている。

・割れる判断

 sagasを助けることなんてできないと拒絶反応を示す海、隼人、そしてアトムを玩具のメンバー。那由他だけは浮かない顔をしている。那由他はアトムロイドの技術を返してもらえるのなら挑戦するべきだという。全てはアトム玩具のためだという。アトムのファンであるから、完全な形にしておもちゃを出せるようにしたいという思い。

 しかし隼人は決して歩み寄ろうとしない。そしてとうとう決別してしまう。この二人がまた一緒に仕事をする日が来るのか。どちらが歩み寄るのか。意外な展開。

 急にいろんな悪人が出てきたと感じる一話だった。

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!




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