こんにちは、Dancing Shigekoです!
日曜劇場が続く。
今回は国内ドラマ『アトムの童(こ)』第1話を紹介します!
[内容]
Stage1 バカにするなよ!! ゲーム産業へ挑戦!
アトム玩具の社長 富永はやよい銀行に融資の相談に行っていた。対応していたのは娘の富永海。業績が赤字続きのアトム玩具に融資はできないと断る海。翌日、経営状況の視察にアトム玩具を訪れると、逆に仕事に巻き込まれ、ゲームショーの会場に納品に付き合わされる。そこでガチャに想いをはせる青年 那由他と出会う。那由他が熱く語っている時に、富永社長が脳梗塞を起こして病院に運ばれてしまう。
二人は偶然にも漫画喫茶で再会。海は那由他がアトムのプラモデルを熱く語るのを聞く。海は父親から会社を継いでほしいと言われた直後で、アトム玩具に愛着を見せる那由他の言葉に考えさせられていた。
その夜、不幸にもアトム玩具が火事で全焼。その焼け跡で父親が諦めない姿を見て、海は会社を継ぐことを決意。ゲームを作ると宣言。伝説のゲームDownwellの作成者 JohnDoeとコンタクトしようとする。実は那由他こそがJohnDoeなのだった。
[感想]
那由他と海が偶然の出会う一話。
・那由他の情熱
ゲームを作って盛り上がっている3人がいる。その中の一人が那由他。アイデアノートは4冊目に突入していて、ゲームに対しての情熱が滲み出ている。そんな場面が描かれる。
ところが、それから6年が経過して、那由他はつまらなさそうに仕事をしている感じ。車の整備をしている。どこか退屈そう。ゲーム作りはやめてしまったのだと思っていると、ガチャに挑戦する時の真剣さは他と違う。かなり入念に拝んでからガチャを回している。海に邪魔されて、雑念が入ったと文句を言い始め、ガチャに対する情熱を語り始める。仕事は退屈そうだったけれど、ガチャや、アトム玩具に対する情熱はかなり大きいのが伝わってくる。
見ず知らずの人に対してでも熱く語れる。それだけ具体的に良さを説明できるというのは、自分から見たら特殊能力、才能だと思う。自分も感想を伝える時に、このくらいの情熱を持てるようになりたいと感じてしまう。
・海の執念
経営が苦しい海の実家、アトム玩具。海の父親でアトム玩具の社長は、海の勤めるやよい銀行に追加融資をお願いにくる。明確な方法があるわけでもなく、情熱だけで玩具を作り続けようとする父親に嫌悪を感じながらも丁重に断っている。
しかしいざ父親が脳梗塞で倒れ、また那由他のアトム玩具への情熱、評価を聞いて、少しずつ自分が幼かった頃の玩具への気持ちを思い出していく。
アトム玩具が火事で全焼してしまうといよいよ気持ちは父の意思を引き継ぐ方へ固まる。いざ、社長をするとなったものの、建屋はなくなり、社員はわずか3人まで減ってしまう。玩具制作用の設備も全て失い、出した方針はゲームに参入。人気No1を誇るDownwellを開発したJohnDoeに協力を求めると言い出す。バグを見つけたら、連絡を取れるかもしれない、と聞いて、早速、Downwellに熱中。那由他は海がバグを探していると聞いて、バグを見つけるのは、楽なことじゃないを説明。それでも海は探し続ける。寝泊まりしている頑張りに、那由他は見つけるための手助けをする。最終ステージなら、まだバグが出尽くしていないかもしれないと。
そして根性でバグを見つける。やると決めたら、その執念のすごいこと。こういう人に引っ張られていく会社はきっとそう簡単には倒れないように思う。
・共通の敵を
そして海、アトム玩具にとって、また那由他には共通の敵がいる。
アトム玩具の経営状況に目をつけ、特許ごと会社を売ってはどうかと高圧的に迫り来るIT企業 Sakasの興津。海はその態度に疑問と拒絶反応。自分たちでも何かできるはずと言って売らないと宣言。
那由他は自分たちのアイデアを興津に盗まれ、かつ親友の命も奪ったと考えている。そんな興津がアトム玩具に手を伸ばしてきているのだから、絶対に許さないという感じ。
海と那由他にとって興津は共通の敵という構図が出来上がっているのが興味深い。
どんなゲームで対抗していくのか、ゲームに対して情熱が伝わってくる一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
コメント