こんにちは、Dancing Shigekoです!
スレッタは立ち直れるのか。
今回はアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』第21話を紹介します!
[内容]
#21 今、できること
スレッタは復興作業に専念していた。今できることをするしかないからといって、ブランケットを配ったり、トマトを配ったりしていた。そこに議会連合の調停役のグストンがスレッタのところにやってくる。ベリネットグループに強制介入することを決めた議会連合との間に入って、プロスペラを説得して欲しいという。
しかしスレッタは母親の説得は難しいと思うと話す。説得できないなら、ガンダムに乗って欲しいと頼まれていた。
その頃、議会連合はクワイエット・ゼロに艦隊を送り込み鎮圧を試みていたが、プロスペラによる反撃で全滅させられるのだった。
[感想]
プロスペラの復讐が始まったと感じる一話。
・対決の構図が出来上がる
ミオリネが地球で交渉という建前でテロを起こしたことが問題視されている。学園での暴動もベネリットグループが招いたことだとしている。ペイル社のCEOは宇宙議会連合でベネリットグループは議会が強制介入すべきと高らかに宣言し、案が採決されている。
そしてベネリットグループの管理しているクワイエット・ゼロから制圧しようと艦隊を送り込んでいく。クワイエット・ゼロではエアリアルをデータストリームに接続が完了している。宇宙議会連合の艦隊が接近してくるなり、エアリアルの制御を使って、モビルスーツを出撃させる。パイロットの乗っていないドローンモビルスーツが大量に艦隊へと迫り壊滅させる。
ベネリット対議会連合という構図がくっきりと明確になる。
・自分の存在を語るスレッタ
議会連合との調停役(?)的な行政機関に所属するグストンがスレッタに協力を求めてくる。プロスペラを止めて欲しいと。スレッタはそれは無理だと思うと答える。そしてチュチュやニカらがいる前でスレッタは自分がレプリチャイルドであることを語り始める。エアリアルの中にエリーがいて、その意識を自由にするためにクワイエット・ゼロに向かったプロスペラを説得できないのだと、説明している。レプリチャイルド、人間だけれど、人間ではない感じの発言をさらっと言ってのけるスレッタ。それを聞いたみんなはどう感じているのか。
さらにガンダムに乗らないかと聞かれていく決心をしている。その質問の意味をスレッタはどう捉えたか。プロスペラを力で制圧してくれ、と。最悪は殺してでも止めてくれ、ということだと理解しての返事なのか。それともガンダムに乗ることで、エアリアルと意識を繋げることができるという意味なのか。
そこに本物のエランも加わり、一体、どうなっていくのか。静かにスレッタとプロスペラの対決の構図ができて行っているように思う。
・考えてみればプロスペラは恨みを抱えている
あまりにも非道の宇宙艦隊連合を壊滅に追いやるプロスペラ。これまで善人っぽい様子を見せてきていたけれど、ここにきて、急速に悪人。前回、地球でモビルスーツの倉庫を破壊した時あたりから、プロスペラが暴走気味。
しかし、よくよく考えてみるとプロスペラはベネリットグループ、いやデリングを恨んでいる立場。ガンダムを排除しようとした議会連合全員が恨みの対象。家族を奪われ、仲間を奪われた原因は宇宙議会連合、そこで力説していたデリングにあると考えているプロスペラ。時が満たされた今、復讐に転じた、それだけのことなのだと思うと自然な流れ。
予想外なのはプロスペラを止めるのがスレッタになりそうなところだろうか。家族の恨みを晴らすために動くプロスペラを家族の一員であるスレッタが止めるとなったら、おかしな感じもしないでもない。一体、どうなるの?
もう後戻りはできないところまでやってきた、と感じるプロスペラの暴走。残された道は全面戦争だけなのかもと感じる一話だった。
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それでは、また次回!
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