アニメ『宇宙兄弟』第82話 サバイバルへと突き落とされる
- Dancing Shigeko
- 2023年8月3日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
六太とケンジはどうなる?
今回はアニメ『宇宙兄弟』第82話を紹介します!
[内容]
#82 宇宙家族
ヒューストンでは北村がISSへのクルーに選ばれていた。
ニーモ訓練二日目。新たな課題が連絡される。内容は月面基地の1/3模型を船外に作ることだという。六太はケンジと次々と方針を話し合いながら、どのようなものを作りたいかを決めていっていた。ケンジは家族との時間をあまりにも犠牲にしてきていると感じていた。家族のためにも必ず月に行くと決心していた。
和気藹々と作業を進めている二人の様子を見ていたラブが二人にこのニーモ訓練での評価でどちらか一方が月に行くのを決めることになっているのだと伝えるのだった。
[感想]
ニーモ訓練が本格化していく一話。
・訓練しているのは六太らだけではない
セリカがデスクで論文のようなものを作成している。しかしずっと時間を気にしている。それがなぜなのか。そわそわしている彼女の様子を見た同僚が、もうお昼の心配?と揶揄っている。彼女がご飯好きなのは、NASAでも知れ渡っているのが見て取れる。訓練だけではなく、みんなと日常の生活も共にしているというのが暗に描かれている。
さらにバトラー室長と北村が面談をしている。そしてISSでのロボットアーム作業員としてクルーに選ばれている。ここでも確実に訓練の成果を認められている人がいる。六太たちだけではなく、みんなそれぞれの目標に向かって頑張っているのが見える。時間は平等に流れていっているのを感じる瞬間。
・異国の地で生活を送る家族
それはアスキャンだけではなく、家族も然り。
今回はケンジの家族がアメリカに渡航してきてからの様子も描かれる。ケンジの妻ユキと娘フウカがケンジのいない家での生活。出かけた時のハプニング、フウカが熱を出した時の苦労などが描かれる。その間、ケンジはヒューストンからロシアに行ったりヨーロッパやカナダ、日本などに飛び回る生活。
家族がせっかくアメリカに来ても一緒に過ごせる時間は短いのが描かれる。そしてその間も家族は生活が、時が流れているのが描かれている。
ユキはあまり英語が得意ではないみたいで勉強しながら、病院では苦労している。症状を聞かれていても聞き取れないと嘆いている。ケンジに電話しても繋がらない。そんな苦労が描かれる。せっかく頼りにしてやってきたケンジがそばにいない、そんな状況を彼女たちはどう考えているのだろうか。
ケンジに限らず、家族を持つ人たちにとって仕事とはなんだろうと考えさせられる。せっかく苦労して進めているのに。どこか報われない感じがある。バランスを取るのは難しい。仕事で結果を出そうとしたら家族との時間が短くなる。でも本当にそれでいいのか。
仕事のあり方について考えさせられてしまう。
・課題を協力しながら
六太とケンジ。課題を聞いて、ケンジがこの部分についてはどうする?と六太に質問を投げかけて、六太の意見を確認しながら方針を決めていく二人。課題を進めるリーダー的な存在のケンジと参謀的な六太。チームとして課題に取り組んでいる。
一方、新田のチームの方では協調というよりは、如何に自分らしさを、大きさをアピールするかという感じでパートナーが提案している。ガツガツしている感じが出ている。対照的というか、競争している感じが滲み出ている。
六太たちの様子を見ていて、ラブが心配する。二人に緊張感がないと。危機感がないと。それで早々に二人に今回の訓練で月面ミッションに行く一人を選ぶことになっているのを伝えている。ケンジと六太の表情にショックが滲む。果たしてどのくらい二人の間に、これからの対応への影響が出るのか。六太はそうは言われてもきっとケンジのことを立てるような気配がある。
早いタイミングでこの事実を知らされた二人。どうなっていくのだろうか。急に個人プレーへと変わっていってしまうのだろうか。そうなったときにどう評価されるのだろうか。
どんな変化が生じるのか、気になる一話だった。
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それでは、また次回!
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