こんにちは、Dancing Shigekoです!
新たな一歩が始まる。
今回はアニメ『宇宙兄弟』第22話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#22 夢の途中
A班は新田とせりかのお祝いをしていた。六太はみんなの様子を見守っていた。そしてそれぞれの道へと出発していく。古谷を見送り、福田を見送る。
六太は結果を待つ間、職探しや映画を見ていた。真壁からはJAXAが8人をヒューストンに連れていくと発表されいた。女性3人とされていて、男性の残り枠は1名だと分かる。帰るとJAXAから封筒が届いていた。
NASAでは六太からの連絡を待つ日々人が訓練に励んでいた。そしてついに電話がなるのだった。
[感想]
六太の落ち着かない日々を描く一話。
<選ばれたのは…>
・A班の二人
打ち上げが行われる。そこで新田とせりかがお祝いされる。残ったのはこの二人。福田が入っているのかもと思ったけれど、そうではなかった。そして、無難な二人が残ったものだと感じる。誰が選ばれてもおかしくない班ではあったものの、ジャンケンでも、無難なメンバーが選ばれるものなのだなと感心してしまう。
・結果を待つ抽選組
六太が結果を待っている間の様子が描かれる。他の人たちも結果を待っている。特に真壁。一体どんな心境なのか。六太は、残らなかった時のために職探しを始めている。そして何をしても運が悪い自分の人生を振り返っていた。
映画選びでも、選んだ方の作品が失敗だったと嘆いている。そもそもカンガルーが主人公のボクシング映画『ラッキー』と謎のSF映画『スターシップラブ』どちらも外していそうな気がしてしまう。それでも宇宙飛行士を目指すなら後者を選んでも良さそうなもの。それを見ながら、せりかとの宇宙船での恋愛を想像するのも楽しいのではと思ってしまう。
そんな感じで、だいぶマイナスに考えて過ごす六太。合格通知を待つ心境。受験を控えた娘の心境と重なる。あるいは大学や高校受験の後の日々を少しばかり思い出してしまった。最悪の事態を考えて、マイナスに考えて、ダメージを和らげようという心理が働くものかもしれない。
・残りの枠
そしてついに明かされる最後の一人。福田と食事に行った六太。別れ際に、自分にチャンスをくれた六太にお礼を言われ、選ばれるのなら、君のような人だと思っていた、と話す。その表現から、六太が残ったことが明らかに。
それまで福田に呼び出してしまって悪いね、と言われ、「無職だからいくらでも時間があります」と答えていた六太。その無職という表現にこの先の思いも含めているのかと思ったけれど、考えてみると、今現在は試験を受けるために無職であることは事実。そのことを言っていただけなのだと理解。
最終選考を通過したことを喜ぶ六太。その連絡を待っていた日々人。喜びが伝わってきて、じんわりと熱いものを感じる瞬間だった。
<去りゆくものたち、待つものたち>
・バナナのイメージ古谷
居酒屋に遅れてやってくる古谷。まだくる前にメニューを選び始めていた四人。福田が、古谷の分も何か頼んでおこうか、とみんなに意見を求める。好物を意外と知らない、という反応を見せながら、六太がバナナでしょ、と言って店員に頼む。普通にバナナを扱っているお店。どういう価格なのだろうか。。
古谷と猿。古谷が猿の研究をしていた話がどこかであった。そこからバナナということになったのだろうけれど、実に合っている。そしてバナナは好きやけどな、と心の中でつぶやいている古谷。いい感じでこの5人は最後の時を過ごしていると感じる。
・6:00に吠えるアポ
時計を眺めているアポがいる。そして6:00になると、日々人に吠えていく。目覚まし時計ならぬ目覚まし犬。よくしつけられている。そんな器用なことができるものなのだろうか。6:00を待つ時のアポの表情。どこか哀愁漂っているのが印象的。
・次の道に進む福田
六太は福田と会っていた。そして福田は民間の企業で一緒にロケット開発をしないかと誘いがあったと言う。この部分に興味。福田にはネットワークがあり、さらにその実力を認めている人たちがたくさんいるというのがすごい。一緒に仕事をしようと誘われると言うのが、かなりの凄腕。今の自分だったら、どうだろうかと考えてしまう。
何を目指すために仕事をやめ、その目標が達成できなかった時に、どこかに戻れるものなのだろうか。福田みたいに声をかけられるものなのだろうか。そう考えると、もっともっと自分を磨いていかないといけない、って感じる。
<東京で活動>
・千鳥屋で飲み会
いかにも居酒屋という感じのところで打ち上げをするA班。今のご時世、5人も集まって飲みにいくという場面がないけれど、こうしてテーブルを囲ってこじんまりと飲んでいる姿はいいもの。5人が適度なのかもしれないって思う。多過ぎず少な過ぎず。こう言った集まりには居酒屋が適切だとも思う。いいものだね。
・東京駅で見送り
飲み会の後に東京駅。なぜ、と思ったら古谷が京都に戻るからという。そう言えば、JAXAは茨城で、彼らは打ち上げを六本木らしき場所でしていた。古谷はその足で帰っていく。打ち上げはJAXAの試験が終わった直後に行われていたのか。翌日だったのか。その間、古谷は宿泊していたのだと思うと、何かと大変だと感じる。
・公園のベンチ
そして六太は結果を待つ間、公園のベンチで職探しをしている。遊具があって、ベンチがあって。大きな歩道があって。芝生がある。ジャングルジムがあって、その上で考え事をしている六太。東京のどこかにこう言った公園もあるのだろうと思う。
公園というのは、何か考え事をするにはいい場所だと思う。子供たちが遊具で遊ぶ声が聞こえる。太陽が明るく照らしている。選考の結果待ち、気持ちはざわついているけれど、世界は穏やかに見守ってくれているという感じがあっていいもの。自分も公園のベンチでゆっくりしようかな。
ヒューストン行きが決まり、夢へ一歩近づく一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Comments