こんにちは、Dancing Shigekoです!
デブリ回収に専念か?
今回はアニメ『プラネテス』第10話を紹介します!
[内容]
#10 屑星の空
ユーリはいつも外を眺めていた。ハチマキに何を眺めているのか聞かれても宇宙と答えるだけ。
タナベはギガルトが癌だというのを聞いて迷っていた。それをハチマキに伝えられず、モヤモヤしていて、仕事中も集中を切らしていた。
ある時、デブリの回収の時にユーリは妻のコンパスを見つける。大量のデブリが迫る中、無理に取りに戻り、大気圏に落ちていく危険に見舞われるのだった。
[感想]
ユーリが過去を回収する一話。
・思い詰めるタナベ
タナベがユーリにギガルトのことを相談する。名前こそ出さないが、大切な人がいなくなってしまう、その事実をどう受け止めたらいいのか。とても大切な人なのだから、挨拶もしたいだろうけれど、そのチャンスすらもらえないと。
その話を聞いたユーリが大切な人を失っても「ただの無です」と答えている。いずれ終わりは来るもの。そう思っていたら、何も感じなくなるという。
大切なものを失うたびに感情を移入していたら、耐えられなくなる。自己防衛なのだと思う。大切な人を失うことを無と言わないといけない状況。それだけ大切なのだろうと感じた。
・勘違いするハチマキ
ハチマキはタナベが落ち込んでいる理由を男関係と勘違いする。ユーリとタナベが一緒にトイボックスにいるのを見かけて、ハチマキは勘違い。自分にお願いせず、ユーリに操縦を教えてもらっていると思う。
ここに来て、急にハチマキがタナベを女性として意識している感じが出ている。それを感じ取っているフィーは、八つ当たりをしないでちょうだいとハチマキを押さえつけている。
ハチマキは、いつ自分の感情を意識するのか。
・探し続けるユーリ
ユーリは妻が身につけていたお守りというコンパスを探し続けている。他者が回収したデブリの一覧を入手しては、その中身をチェック。コンパスが含まれていなかったかを探している。
デブリによって被害を受けた宇宙船に乗船していたユーリ夫妻。ユーリは飲み物を入れるために客室から離れていたために、生き残ったという。わずかの差で。ユーリが言う通り、大切な人を失って、そのことを考えていたら、おかしくなるかもしれない。無だと思うことが一番の助けなのかもしれない。
コンパスを見つけることができたユーリは、この先、どうするか。仕事を続けるのか。区切りがついたと思って辞めていくのか。
宇宙に漂う各人の想い。広大な宇宙の中で人というのがいかに小さな存在か、と考えさせられる一話だった。
前話感想→こちら
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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