こんにちは、Dancing Shigekoです!
少しずつキャラが増えていく。
今回はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第5話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#5 逆刃刀対斬馬刀・闘いの果てに!
左之助は相楽隊長のことを思い出していた。赤報隊の一員として活動していた左之助。維新のために、そう信じていた。
しかし明治政府が窮地になると赤報隊は偽情報を流しているとし、反逆罪で全員処分される。
左之助は相楽隊長のおかげで逃げ切り、今に至っていた。
そして剣心と、維新獅子とケリをつけるべく、再び決闘に現れる。剣心はその決闘を受けて立つのだった…
[感想]
左之助の過去が語られる一話。
・政府の駒、赤報隊
幕末の混乱期。政府の先陣部隊として、戦っていた赤報隊。農民たちに税の軽減を行って回っていたら、嘘を吹き込んだと反逆罪に問われる。
剣心が言うには、つごうのいいことをいわせて、いざ予定通りにことが進まなくなると責任の所在を別のところに求める。トカゲの尻尾作戦。政府と言うのはこうやって常に切り捨てられるコマを用意しているものなのかな?
この時代特有なのか?こう言う体質は受け継がれそうだと思うと、悲しい気持ちになる。
・憧れの隊長、相楽
幼い頃に左之助も赤報隊に所属。あの赤い鉢巻は赤報隊の証だったのを知る。さらには相楽と言う苗字が隊長から来ていることも発見。
すべてのものに意味がある。幼い頃に見ていたのだから、きっと隊長は偉大な存在だったのだろうと思う。それだけに政府を不信に思う気持ちは人一倍大きいのだと言うのも理解できる。
・左之助の思いに応える剣心
剣心のスタンスから考えると、基本的に戦いに応じないだろうところを、左之助が赤報隊の生き残りだと知って、その思いに応える形になる。
明治政府に、いいように利用されてきた人たちがいると言う思いが伝わってくる。左之助の思いに応えることは、同時に自身の政府に対する思いを確かめているようにも感じられる。
こう言うちょっとした決断が人格形成して行くのだろうと、人物の描き方について参考にもなる。
・打たれ強い左之助
剣心は、左之助が打たれ強いと分かり、次々と剣を打ち込んでいく。その速さに対応できるわけもなく、剣心も遠慮しない。
それでも倒れないのは維新獅子に対する憎しみから来る精神力。気持ちだけで立っている。それだけに、剣心が恨むような相手ではなく、相楽隊長の言葉を思い出し、力尽きる。
骨折とかしていなさそうなところを見ると、やはり剣心、多少は遠慮していたのかも?
・旅の仲間が増える
身近の人を守る剣、その言葉に共感して、勝手に旅に出るなよと剣心に言い残す左之助。剣心がまた旅をすること前提の話し方が興味深い。
流浪にである以上、一つの場所で長居をしないというのが暗黙のルールなのかもしれない。
左之助自身もふらりと旅をしながらの生活を送っていたと言うことなのかもと、一つの言葉から背景を想像してみる。
左之助加わり、賑やかさが増して行く一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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