こんにちは、Dancing Shigekoです!
志々雄真実とはいつ接触するのか。
今回はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第31話を紹介します!
[内容]
#31 届かぬ想い……剣心の旅立ち!
明治11年5月14日、剣心は大久保卿に返事をするために出かけていく。しかしその道中、暗殺された大久保の遺体を見ることになる。警視庁で斎藤と会い、大久保の暗殺が志々雄真実の差金だと確信する。1日考えを巡らせて、剣心は京都へ向かうことを決めるのだった。
[感想]
剣心が決断に迫られる一話。
・大久保暗殺
馬車に乗っている大久保利通。走行中の馬車に飛び乗ってくる男がいる。沖田総司と思われるその男は、大久保に容赦無く刀を突き立てて一刺し。志々雄真実の伝言を話しながら刺しているけれど、そのメッセージが剣心らに届くことはないのだろうと思うと、意味のある行為だったのか?
その後、大久保を襲う予告を出していた、石川藩の武士たちが馬車を襲撃するが、すでに大久保は死んでいる。それでも自分たちがやったことにしておこうぜ!と言って、さらに刺していく。そして史実では石川藩の人たちによって暗殺されたことになる。
こうして志々雄真実は存在していなかったように描かれるというのが面白い。歴史というのは、皆が口裏を合わせて、同じことを言えば、それが事実として語り継がれていく。そういうものなのだと思う。
・剣心を待つ人々
恵、左之助、弥彦が剣心を京都には絶対に行かせないと考えている。薫ももちろんそう考えている。しかし、どこかで健診の思いを汲んでいる部分もありそうな気配を見せている。それだけにみんなみたいに声を大きくして止めるという感じを見せない。
自分の思いだけではなく、相手のことも考える。その辺り、薫のすごいところかもと感じる。
・思い巡らす剣心
一方、剣心は自分が京都に行くことが国のためになるのかを考えている。人斬りに戻ることと、国のためになることとを天秤にかけている。
剣心としては人斬りをあまりしたくないと思っているということなのか。心が揺れている。しかし実際には最初から決まっていたのだと思う。斎藤がやってきて、大久保が相談に来る。この二つの事実からことの重大さも分かっていただろうし、国のためになるなら、というのもあっただろう。
唯一、気にかけていたのは人斬りに戻った後に薫たちに会わせる顔がない、ということなのかな。だから、戻ってくるつもりはないと意思表示でさよならと薫に伝えたのではなかろうか、と想像してみる。人の心の中を想像する、国語の授業みたいだ。
剣心が京都に向かい、新たな幕が開けようとしている。残された人たちがどんな決心をするのか、今後が気になる1話だった。
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それでは、また次回!
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