こんにちは、Dancing Shigekoです!
斎藤一の容赦ない突きに剣心はどうする?
今回はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第30話を紹介します!
[内容]
#30 復讐の悪鬼・志々雄真実の謀略
斎藤は容赦なく剣心への攻撃を続けていく。剣心は徐々に速さを増していき、斎藤の攻撃をかわし反撃するようになっていく。これ以上、戦いあうとどちらかが死ぬ状況にまでなった時、警視総監と大久保利通が現れる。
幕末に剣心と同様に人斬りとして戦っていた志々雄真実が京都で暗躍している。彼を阻止してほしいと頼みに来るのだった。
[感想]
幕末の影が忍び寄ってくる1話。
・人斬りに戻りつつある剣心
剣を交えれば交えるほど、強さが戻ってくる。元々がそれだけの力があって、自然と自分ののあかでリミッタが働いていたと言うことなのだと思う。動きが速くなっていくだけではなく、目つきも言葉使いも変わっていく。
もうるろうにには戻れなくなるのではないか、そんな不安が薫にはあって、不安な眼差しを向けているのだと思う。どんどん変わっていく剣心を止めることができないと言い切る左之助、速さが増していく凄さに見入っている弥彦。この二人はなんとも傍観者というか、ことの重大さを軽くみているというか、そんな呑気さが出ているように思う。この二人に比べたら薫の人の内面を見る力というのはすごい。普段から剣心のことをよく見ているのだろうと感心。
・黒幕現れる
剣心と斎藤の戦いを止める喝を入れたのは警視総監。その直前、薫も叫んでいたみたいだけれど、それはどうやら聞こえなかったみたい。映像上は、薫の声は無音の状態で描かれて、その直後にやってきた警視総監の一喝だけが聞こえてくる描き方。
二人の戦いに割って入ることができる一喝。かなりの迫力だと思われる。そして現れる大久保利通。実在した人物が架空の世界の一部分として登場する。錯覚を覚えさせる。史実が違うのであって、剣心の世界が本当なのではないかと。
彼の要求は、志々雄真実を倒せというもの。明治をより良くしていくために協力してほしいと言っている。最後の頼みの綱が一個人だというのは、実に心細いというか、それだけ剣心がすごいのか。
・拒否する仲間たち
大久保利通の話を聞いていた薫、左之助、弥彦がことごとく剣心の京都行きを拒否。剣心が殺さずのるろうにとして生活しているのを邪魔するな、という言い分。国の安全のためよりも、一個人の生き方を優先させようと考える彼らの、見る目の狭さに驚き、剣心が大切なのはわかるけれど、国を守ってほしいの依頼を頭から否定するというのは、何か違和感のある反応だった。
肝心の剣心が一言も発していないのも気になる。心のうちはいかに。志々雄真実の危険さは知っているから、即答しないのだろうと思う。一番まともな反応、と思ってしまう場面だった。
志々雄真実の存在が明らかにされて、いよいよ新たなフェーズに入る予感がする1話だった。
前回感想→こちら
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Comments