こんにちは、Dancing Shigekoです!
前回のスペシャルに続き、鑑賞。
今回はアニメ『めぞん一刻 移りゆく季節の中で』を紹介します!
[基本情報]
原作:高橋留美子
監督:吉永尚之
製作:多賀英典
制作:キティフィルム
主題歌:斉藤由貴『悲しみよこんにちは」
[登場人物]
音無響子:島本須美
一刻館の管理人。
五代裕作:二又一成
一刻館の住民。
[内容]
五代裕作は一刻館を出て行こうとしていた。その時、新しい管理人 音無響子がやってきた。五代は彼女に一目惚れして、一刻館で生活を続ける。三鷹が響子さんを狙い、八神が五代に絡んでくる。さらに朱美との誤解など、さまざまな障害を乗り越えて、二人はお互いの気持ちを打ち明けるのだった。
[感想]
音無響子と五代裕作のもどかしい恋愛を描く作品。
・総集編的内容
最初に完結篇を見て、めぞん一刻がどんな世界だったかを思い出すのに一苦労したことを考えると、見る順番としては、この作品が先で、後に完結篇を見るのが良かったのだと思う。
四季ごとに出来事を描いていく。五代と響子さんの出会いから始まり、ライバルの登場。恋敵は散っていき、響子さんと五代のお互いの思いをはっきりさせるので終わっていく展開。
だいぶ人間関係も充実して表現されていて、内容も思い出せた印象。
五代の方がはっきりしないタイプのキャラと思っていたけれど、この総集編を見る限りでは響子さんの方がモヤモヤが残っている感じ。その理由は惣一郎の存在。彼女は不器用だから、五代を好きと認めることは、惣一郎さんのことを否定することのように感じしまって辛いのだろうね、と高校の先生が解説。なるほど、と勝手に納得。そういった響子さんの内面も知ることができて、よくできた総集編だったと思う。
・ライバルであり応援している
三鷹にしても、八神にしても五代と響子さんの間に入れないことがわかっている。それでも割って入ろうとしているように見せる。実際には、二人がはっきりしないことにもどかしく感じている印象。なんだかんだと二人を応援しているのだと感じる。
それにラブホから出てきたところを目撃された五代と朱美。朱美はそのことをあっけらかんと話している。そして響子さんが激怒してしまう。嘘をつくのも二人のことを後押ししたいからこそ、と言った印象がある。
いい人たちに恵まれたものだと思う。
・名言いくつか
未亡人とは「まだ亡くなっていない人」と言うが、あなたは生きている。死んだ人にいつまでも縛られていてはいけない、音無老人が言う。なるほど、と思ってしまった。
そして五代。音無家のお墓参りに行く。墓前で、「僕は響子さんに出会った時から好きだった。その響子さんは惣一郎さんへの思いも持っていた。その響子さんを好きになった。だから僕は、惣一郎さんも含めてあなたも含めて、受け止める」と言ったことを言う。そこまで言い切れるまでになった五代の変化に感動。
めぞん一刻の世界を楽しむことができる作品だった。
鑑賞日:2023年10月9日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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